Harley-Davidson

Touch The Freedom  Product

2020.05.22

昂然としたスタイルでハーレーファンを魅了する、最高峰の CVO™ トライグライドの魅力とトライクの歴史を紐解く

2020.05.22

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2020年モデルで、新たにラインナップに加わったのが『CVO™ トライグライド(FLHTCUTGSE CVO™ Tri Glide™)』です。トライク初のCVO™(Custom Vehicle Operations=カスタム・ビークル・オペレーションズ)で、スリーホイーラーならではの威風堂々のスタイルに、CVO™のプレミアム感が融合。まさに最高峰と呼べる仕上がりで、ライダーたちを魅了してやみません。

そんなCVO™ トライグライドの魅力と、ハーレーダビッドソンがこれまで世に送り出してきたトライクの歴史に、モーターサイクルジャーナリストの青木 タカオさんが迫ります。

ハーレーダビッドソン、トライクライド、バイク※写真は米国仕様で、日本仕様と一部異なります。

知る人ぞ知るトライクの老舗ブランド、ハーレーダビッドソン

モーターサイクルメーカーは世界中にありますが、二輪と三輪の両方をラインナップしているブランドは意外にも数少ないのです。車体がリーン(傾く)するフロント二輪や業務用小型スクーターはあるものの、後輪を2つ持つ大排気量トライクをリリースするのは、ハーレーダビッドソンが唯一となります。

改造車ではなく、純正で新車が購入できるという安心感は絶大で、実際のアフターサービスなどでもユーザーの受けられる恩恵は計り知れません。

また、開発段階からトライク専用に製造されているため、装備にも独自システムが見受けられます。
たとえばブレーキシステム。フロントに備えた専用の6ポットキャリパーは、後輪ブレーキへ入力する(ペダルを踏む)と、6ポットのうち2つのポットだけが連動し、最適な制動力を前輪でも発揮する仕組み。この前後連動式ABSブレーキが急制動時もスリップを抑制し、安全性を飛躍的に向上させています。

バイク、ブレーキシステムトライク専用に製造されたブレーキシステム。

ファン垂涎のサービカー、サイドバルブ750ccエンジンがファンを魅了する

こうしたトライクへの先進的なテクノロジーは、長い歴史の中で培われてきたものです。そう、ハーレーダビッドソンとスリーホイーラーの歴史はとても長く、『サービカー (Servi-Car™)』は1932〜74年の間、実に42年間にも渡るロングセラーモデルとして知られています。

サービカー、歴史1932年式のサービカー。

いわゆる商用車として郵政が手紙や荷物を配達したり、酒屋や花屋、アイスクリーム屋、警察や消防車両など、様々なシーンで活躍していました。

注目はまずその心臓部で、45キュービックインチ(ci)=750ccのフラットヘッドエンジンを一環して搭載。トランスミッションは3速で、取り回ししやすいようバックギヤを装備していました。ドライブチェーンでデフギアを回し、後輪で駆動します。

バイクエンジン、フラットヘッドエンジンサービカーが採用したフラッドヘッドエンジン。

写真は1932年式の初期モデルで、57年まではフロントサスペンションがスプリンガーフォーク。58年からはグライドフォークを採用し、安定性を向上しました。

サービカー、ヴィンテージ

高い信頼性・耐久性が求められるビジネスシーンで鍛え抜かれたハーレーダビッドソンのトライクは、ファンらの間でも見逃せない存在で、サービカーもまたファン垂涎の名車として、米国ミルウォーキーにあるハーレーダビッドソンミュージアムに現在も展示されています。

アメリカ、ウィスコンシン州、ミルウォーキー、ハーレーダビッドソンミュージアム

現代によみがえったトライク、その復活は2014年

サービカーが絶版となってからも、ハーレーダビッドソンをトライク化するカスタムは存在しました。三輪の鉄馬は、いつの時代も根強く人気があったのです。そして2014年、『トライグライドウルトラ(FLHTCUTG Tri Glide Ultra™)』で待望の復活を遂げます。『エレクトラグライドウルトラクラシック (FLHTCU Electra Glide™ Ultra Classic)』をベースに、念願だった純正スリーホイーラーが登場。これは当時、大きな話題を呼びました。

トライグライドウルトラ、純正スリーホイーラーアメリカでも根強い人気を誇る純正スリーホイーラーのトライグライドウルトラ。

筆者はそのとき、米国フロリダ半島一周、最南端キーウエストまで往復2,000kmをペアライドで走りましたが、その安定感、乗り心地の良さ、優れるコントロール性にはとても驚かされました。

トライクファミリー、ミルウォーキーエイト、進化したエンジン

2017年には『フリーウィーラー(FLRT Freewheeler™)』も仲間入りし、「トライクファミリー」を形成。搭載するエンジンは進化した『ミルウォーキーエイト(Milwaukee-Eight™)』で、ストリップスタイルのフリーウィーラー、フルドレッサーのトライグライドウルトラ、どちらも選べるようになったのです。

円熟味が息づく最上級の仕上がり

そして2020年。CVO™のトライクが欲しいという予てからの要望に応える形で登場したのがCVO™ トライグライド。ハーレー史上最強エンジンとなる『ミルウォーキーエイト117 (Milwaukee-Eight™117)』は、排気量1923ccという超弩級パワーユニットで、最大トルク168Nm/3500rpmを発揮します。

ミルウォーキーエイト117、CVOトライク、最強エンジンハーレーファンの期待を超え、最上級の仕上がりとなったCVO™ トライグライド。

力強い鼓動、余裕たっぷりなトルク、右手のスロットルワークと直結したかのように地面を蹴り飛ばし加速するVツインエンジンのフィーリングも最高峰に相応しいもの。ハイフロー・エアフィルターのカバーにあしらわれる“117”も誇らしいかぎりです。

Vツインエンジン、117

全身くまなく純正P&Aで贅の限りを尽くした仕上がりで、エクステリアはクラフトマンシップを感じる美しい塗装が施されています。車体色はマグネティックグレー、ブラックスターダスト、ウィキッドレッド、の3色展開となりました。

ベースをトライグライドウルトラとしていますが、迫力がより増しているのは、前後ホイールの大径化によるところが大きいでしょう。フロントは16インチから19インチ化、リヤは15インチから、18インチ化とコントラストカットホイールによる大胆なスケールアップがおこなわれているのです。
カスタムトレンドを反映したホットロッド・トライクとしての佇まいは、見る者を圧倒します。

トライクライドウルトラ、ホットロッドトライク

クロスカントリーツアラーとして快適性もこの上なく

最新の『リフレックスディフェンシブライダーシステム(RDRS)』も搭載し、より安定感のある走りを実現。車体重量563kgという巨体も、ブレーキ圧を利用し、立体駐車場スロープなどの傾斜面での発進を容易にする車両ホールドコントロール(VHC)やリバースシステムで取り回しを容易にしているのも大きな魅力です。

リフレックスディフェンシブライダーシステム、RDS

新型インターフェースはインフォテインメントシステムも搭載し、スピーカーは上質なサウンドを奏でます。ラグジュアリーな乗り心地はペアライドでも変わらず、バックレストだけでなくアームレストやリヤスピーカー、オーディオ操作スイッチも備えたプレミアムヒーテッドシートの後部座席は、最上級のコンフォート性を持ち合わせます。

トライク、コンフォート、ラグジュアリー

トライクならではのトランクは124.5Lの大容量スペースを持ち、さらにキングツアーパックも装備。2人分の荷物を余裕で収納できるストレージ容量を確保し、ライダーをロングライドへと誘います。

CVOトライク、大容量スペース

運転するのに必要な免許は大型自動二輪免許ではなく、クルマの普通マニュアル免許ですから、これまでバイクの経験がなかった人を含め、より多くの人が乗れるのも魅力です。税金や高速道路の料金は二輪と同じで、しかも車庫証明が要りません。孤高のハーレーダビッドソン・フラッグシップモデル。新車で手にするチャンスです。

Text:モーターサイクルジャーナリスト 青木 タカオ
Photos:ハーレーダビッドソン ジャパン

トライク初のCVO™など至極の2020年モデルをご紹介

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