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2020.03.27

ハーレーダビッドソン2020年モデル&電動スポーツバイク・ライブワイヤーを乗りまくる!スペイン国際試乗会レポート

2020.03.27

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「2020Triple“S”SOFTAIL・SPORTSTER SCRAMBLE」と名付けられた2020年ニューモデル国際試乗会がスペインのマラガで開催されました。日本からは4人のジャーナリストやスタントライダーたちが参加、存分に堪能してきました!

スペインの雄大な景色を満喫しながらのワインディング。
ソフテイルファミリーのマシンをメインに、『ストリート 750(XG750 Street750®︎)』によるヒルクライム、『ライブワイヤー(LiveWire™)』やカスタムビルドされたスペシャルマシンの試乗も含む、サプライズいっぱいの二日間をレポートします。

【day 1】スポーツライドが得意な3機種をスペインのワインディングで満喫

今回のハーレーダビッドソン国際試乗会の舞台は、ソフテイルシリーズのスポーツ性を堪能するのに相応しいスペインのマラガが選ばれました。
マラガはスペイン南部のアンダルシア州にあり、地中海岸を代表するリゾート地コスタ・デル・ソルの中心部にあります。マラガ周辺には風光明媚なワインディングが豊富にあり、名だたる自動車メーカーやオートバイメーカーが、メディア向け試乗会やコマーシャル撮影などを行うことでも知られています。

今回の「Triple“S”」と名付けられた国際試乗会は、2週間にわたって世界中のバイクメディアやジャーナリストたちにハーレーダビッドソンの3つの“S”を存分に味わってもらおうというプランです。

とにかく運が良かった! 日本からスペインまでスムーズに移動できた上、2月にしては暑いほどの気温、そして空と海に広がる青、蒼、碧。
アンダルシアの空気をご馳走に、2020年モデルのソフテイルファミリーの 『ファットボブ 114(FXFBS Fat Bob®︎ 114)』、『ストリートボブ(FXBB Street Bob®︎)』、『ローライダーS(FXLRS Low Rider®︎ S)』、『ヘリテイジクラシック114(FLHCS Heritage Classic 114)』、『スポーツグライド (FLSB Sport Glide®︎)』の5機種とライブワイヤー、そしてヒルクライムとカスタムマシン試乗のスペシャルプログラムを含む丸二日間、走りっぱなしで試乗会が行われました。

ハーレーダビッドソンスペイン国際試乗会、ソフテイルファミリー、ライブワイヤーを小林ゆきさんが試乗!ソフテイルファミリー5機種をはじめ、ライブワイヤーやカスタムマシンなど丸二日間たっぷり走りました。

中2日という弾丸ツアーでしたが、ファットボブ 114、ストリートボブ、ローライダーS、ヘリテイジクラシック114、スポーツグライドの5モデルでマラガ周辺のワインディング数百キロを駆け回り、さらにはストリート 750によるヒルクライム、電動スポーツバイク・ライブワイヤーの公道試乗やカスタムビルドされたスポーツスターの試乗まで行うという、なんとも贅沢な試乗会となりました。

日本から参加した河西 啓介さん、松下 尚司さん、小川 裕之さん、小林 ゆき。

スペイン、マラガの地でソフテイルファミリー3車種を試乗!

日本からは、モータージャーナリストの河西 啓介さん、月刊オートバイ編集長の松下 尚司さん、プロスタントバイクライダーでYouTubeのOGAチャンネルを主宰する小川 裕之さん、そしてモーターサイクルジャーナリストのわたくし小林 ゆきの4人でスペインに向かいました。

前日の夜遅くにマラガのホテルに到着したため、翌朝、空に広がる青空とスペインらしい太陽のまぶしさに期待が膨らみます。
ホテルの前にずらりと並べられたのは、ソフテイルモデルたち。1日目の試乗日は、いずれも運動性能を高めたソフテイルフレームと高機能を搭載した足回りを持つファットボブ 114、ストリートボブ、ローライダーSです。この3機種を代わる代わるチェンジしながら試乗していきます。

いくつかのラウンドアバウトを抜けると、あっと言う間に心地よいワインディングへ。マラガはオリーブオイルの生産量世界一の地で、雄大な景色の中に見えるのは全てオリーブの木です。また桜に似たアーモンドの花もちょうど満開で、乾いた土に広がるオリーブ畑の中に彩りを添えていました。

ハーレーらしいトルクフルな『ミルウォーキーエイト 107(Milwaukee Eight® 107)』と『ミルウォーキーエイト 114(Milwaukee Eight® 114)』のエンジン、ミッドコントロールとフォワードコントロールのステップ、アップライトなハンドルと一文字ハンドルなどなど、それぞれの違いを感じながらワインディングを走ります。

あまりの乗り心地の良さに興奮する日本人勢

日本チームがスペイン入りしたのは国際試乗会も終盤の日程ということで、ハーレーダビッドソンのインストラクターさんはかなりのハイペースで先導していきますが、そこは手練揃いの日本チーム。その走りを絶賛されました。

近未来的なLEDライトと極太の一文字ハンドルが特徴的なファットボブ 114近未来的なLEDライトと極太の一文字ハンドルが特徴的なファットボブ 114。

ハーレーダビッドソン2020年モデル、ソフテイルファミリーストリートボブを試乗。スペイン国際試乗会ライダーフレンドリーで軽快な走りを楽しめるストリートボブ。

よりスポーティな走りを実現したローライダーSローライダーのスタイルに“S”が加わり、よりスポーティな走りを実現したローライダーS。

撮影のために立ち寄ったパーキングでは、4人のバイク談議が止みません。四輪も含めてインプレ経験豊富な河西さん、小排気量から大排気量までさまざまなバイクを取り上げているオートバイ誌編集長の松下さん、どんなバイクでも自在に操るスタントライダーの小川さん、そして小柄ライダー代表の筆者・小林。それぞれの経験や立場からの気付きは興味深く、話は尽きないのでした。

ストリート750で挑む本格的ヒルクライム

ストリート750で、ヒルクライム体験。ハーレーダビッドソンスペイン国際試乗会急斜面を走る小川さん。

何台も並ぶストリート 750の車両。

午後はミハスに設けられた特設コースに移動しました。ここで「ヒルクライム」体験をするとのこと。
ヒルクライムとはヨーロッパ発祥のモータースポーツで、古くは19世紀末にゆるやかな上り坂を登り登坂性能やコーナリングなどを競うタイムトライアル競技として発祥しました。今回もてっきり、オンロードのワインディングを登る体験走行程度のものかと思っていたのですが、初心者だと少し怯むくらいの崖に設けられた特設コースに、コースオフィシャルやタイム計測機器まで用意された本格的なものでした。

マシンはストリート 750をベースに、ヒルクライム用にカスタマイズされたスペシャルマシン『ストリート 750 S』。フロントフォークやハンドルバー、リアショック、タイヤ、モトクロススタイルのステップ、そしてチェーンドライブへのコンバートなどオフロード走行をするためのカスタムが施されています。ランチを終えてから、まずはコースや走り方のレクチャーを受け、そのあと歩いてコースチェックに向かいました。

実際に歩いてみると特設コースとはいえ、なかなかの傾斜で少し息が上がるほど。コースの一番上まで登りきり振り返ると、そこにはコスタ・デル・ソルの絶景が広がっていました。

走る前にしっかり腹ごしらえ。

スキーの中級コースくらいの傾斜を登っていきます。

振り返るとコスタ・デル・ソルの絶景が広がります。

ヒルクライムの後はタイムトライアルの競技がスタート!

コースチェックのあとはいよいよストリート750 Sによるヒルクライムがスタート!まずは、数回のプラクティスを行ない、そのあとタイムトライアル競技の開始です。
今回のためにカスタムされたストリート750 Sはオフロード仕様にしてあるとはいえ、ベースはスポーティさが身上のモデル。パワーとトルクをダート路面で操れるのか少々不安を抱きながらも挑みました。

走り出してみると、リアタイヤがダートを蹴っていく感触を強く感じつつ、ぐんぐんと坂を登っていくことができます。バランスの良いポジションと相まって、安定して走ることができました。
難関は、登り切った場所でした。実は、ゴールの計測器はタイトに曲がった先にあって、思い切ってテールスライドさせるか、しっかりスピードを落とすしかありません。こんなとき、ハーレーダビッドソンの足つき性の良さにはとても助けられました。

計測後の下りでも手こずるも、最後はなんとか10秒切りした小林。

順調にタイムを縮めた河西さんの走り。

チームとしての走りに貢献した松下さん。

さすがの走りを見せた小川さん。

練習走行を繰り返したあと、いよいよタイムアタックとなりました。プラクティスで良いタイムを出していた河西さんは、最後の最後でスリップダウン。松下さんは順調にタイムを縮め、小川さんは4人の中でもっとも良いタイムを記録しただけでなく、今回の国際試乗会の中でもっとも速かったインドチームのライダーに迫るタイムを叩き出し、優勝をもぎ取りました。

計測されたタイムをボードに書き込むスタッフ。

ヒルクライムのあとは表彰式が。特製のトロフィーが小川選手に贈られました。

ハーレーダビッドソンスペイン国際試乗会、ヒルクライムで使用されたストリート750。今回大会で使われたバイク。

【day 2】ツアラー系ソフテイル2機種と話題のライブワイヤーをワインディングで満悦

2日目に試乗したのは、ソフテイルファミリーの中でもツアラーとしての機能を充実させたヘリテイジクラシック114と、スポーツグライドの2機種です。どちらも長距離走行に適したフェアリングとサドルバッグを装備しており、遠くに古城や遺跡を望みながらアンテケラのワインディングを走り回りました。

いったいどこまで走ったらこのワインディングが終わるのかと思うほど幸せな時間は続きます。お腹いっぱいになるまで、軽く100km以上は続くワインディングを走りました。
それでも疲れ知らずのツーリング系ソフテイル。高性能なサスペンションと上質にチューニングされた制御テクノロジーはライダーの走りを心地よくサポートし、豪快なスポーツライディングを楽しむことを可能にします。

取り外し可能なフロントミニフェアリングは疲労を軽減してくれる。

今回、日本から参加した4人は、身長160cmの女性から180cm台後半の男性まで体格はさまざま。それだけに、休憩場所でのバイク談議では4人それぞれのインプレッションが違っていて、話が途切れません。しかし、4人が共通して驚いていたのは、ソフテイルファミリーのスポーツ性能の高さでした。

二日目のルートは高速コーナーが続く雄大なワインディングから、オリーブ畑の間をタイトに進む走り応えのあるスポット、また路面状況の悪い道路まで刻々とコンディションが変わるものでした。そのような状態で、初めての道、初めて乗る車両でも不安なくインストラクターのライダーとともに走りを楽しめたのは、ソフテイルファミリーが持つポテンシャルの高さであったに違いありません。

ヘリテイジクラシック114はステップボードとゆったりとしたハンドルにより、自由度の高いポジションでゆったり走ることができる。

欧米で市販が始まった電動モーターサイクル、ライブワイヤーをたっぷりと試乗

欧米でデリバリーが始まったばかりのライブワイヤー。2018年にミラノで行われたEICMAで発表されたハーレーダビッドソン初の本格的市販大型スポーツ電動モーターサイクルということで、いったいどんな走りを見せるのか本当に楽しみでした。

事前の情報では何台用意されるのか、どれくらいの距離を走れるのか知らされていなかったのですが、ランチのあと拠点のホテルに戻ってきてびっくり。なんと、一人一台試乗車が用意され、さらにはチョイ乗りではなくワインディングも含まれるツーリング試乗だったのです。これにはメンバー4人とも笑みが隠せません。

おそらくライブワイヤーのポテンシャルを伝えるためのルート設定なのでしょう、出発してまずは、石畳やラウンドアバウトのある街の狭い道を進みます。
そこで痛感したのは、ライブワイヤーのリニアな出力特性と、気負わずに乗れる車格の設定によって、狭い市街地の道路ではより扱いやすさが光るということでした。
加えて、当然ながら電動モーターによる動力なのでクラッチ操作が要らず、発進停止が続くような場面でも煩わしさがありません。

電動モーターサイクルならではのスーパーハイトルクを堪能できるライブワイヤー。

基本の4つのライディングモードのうち、ロードモードとスポーツモードを交互に試してみたのですが、何やら先を行くインストラクターのマシンから時々「キュキュッ!」と聞いたことのない音が聴こえてきます。どうやら、トラクションコントロールシステム(TCS)やドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)が介入したときの音のようなのですが、走りそのものは安定していて不安感がまったくありません。

インストラクターさんに付いてわたしも少し積極的に走ってみたところ、実にわかりやすく制御系が作動していて安心感があるということがだんだんわかってきました。
ライブワイヤーの潜在能力に驚きつつ、スロットル操作に集中すると、電動モーターサイクルでしか味わえないビッグトルクを堪能できました。

日本での導入日程は未定ですが、レシプロエンジンにはない電動の奥深さを早く日本のハーレーファンにも味わって欲しいなと思いました。

国際試乗会ではオフィシャルのスチールとムービー撮影スタッフも同行。YouTube用動画などを撮影した。

独創的なカスタムが施されたスポーツスターでナイトラン。バイカー気分は最高潮に

イギリスのSykes Harley-Davidsonによるカスタムスポーツスター。

ライブワイヤーの興奮覚めやらぬなか、二日間の締めくくりはイギリスのSykes Harley-Davidsonによるカスタムマシンを試乗しながらディナー会場へと移動しました。
愛情たっぷりにカスタムされたスポーツスターはそれぞれ個性が際立ち、オーナーさんの好みがひしひしと伝わるものでした。カスタムペイントも美しく、街路灯に照らされて否が応にも気分が盛り上がります。

一つ一つカスタムされた車種。

オーナーさんのこだわりが感じられます。

ディナー会場へと移動。

二日間の国際試乗会を無事に終え、たどり着いたのは小高い丘の上にある古城レストランでした。

無事に二日間の日程を終えて乾杯!

スペイン名物の生ハムなどをいただきつつ、乾杯。
でも、一番の肴はやっぱり二日間走りまくった2020Triple“S”の話題でした。スポーティな走りもエキサイティングに味わえるソフテイルファミリー、Scrambleスタイルに変身したストリート750、そしてスポーツスター。この日のディナーも夜遅くまでハーレー談議は尽きないのでした。

Text:小林 ゆき
Photos:ハーレーダビッドソン ジャパン

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