Touch The Freedom
ARTICLE

LEGO® × HARLEY-DAVIDSONのコラボレーションで誕生した「ファットボーイ」の感動インプレッション!

2019.11.22

世界中で愛されているデンマーク発のレゴ®が、ハーレーダビッドソンとの共同開発により「レゴ® クリエイターエキスパート 10269 ハーレーダビッドソン ファットボーイ」を2019年8月に発売。そこで、2019年モデルの『ファットボーイ(FLFB Fat Boy™)』をベースにしたというモデル製作に、レゴ®初体験の“ボク”が挑戦。その結末で感じたのは、レゴ®とハーレーそれぞれの“らしさ”の、感動的なまでの融合でした。

(Photo by 濱上 英翔)

レゴ® × ハーレーダビッドソンのスペシャルコラボ

外はまだとても暑かったと記憶している日の昼下がり、その巨大な包みがボクの部屋に届きました。本当にデカいんです。包装紙をはがして現れた箱の大きさは475×280×72㎜。贈り物ならワクワクするしかないサイズです。でも、どれくらい大きいか、どれほどの期待感に満ちていたかを知ってもらうため、次のような写真を撮りました。

左に置いたのは、500mlの炭酸水ペットボトル。サイズの比較検討のために用意したはずなのですが、今となってはよくわからないな。おそらく写真を撮ったその瞬間は、そこそこ興奮状態だったのかもしれません。

改めてこのモデルを紹介します。冒頭で触れたように、「レゴ® クリエイターエキスパート 10269 ハーレーダビッドソン ファットボーイ」は、レゴ®とハーレーダビッドソンのスペシャルコラボによって誕生した特別な製品。「クリエイターエキスパート」とは、30種を超えるレゴ®のテーマの中で、対象年齢が16歳以上の、いわば大人向けのシリーズです。何しろ部品の総数が1023ですから、それなりの気合いと覚悟で向き合わなければなりません。しかしボクにとっては、これが人生初のレゴ®! 大丈夫? いやいや、ちまちま原稿を書くような意外に根気強い性格と、少年時代にさんざん組み立てたプラモデル経験があるから、きっと何とかなるはず。たぶん……。
そんなわけで、こんなボクの組み立て記にしばしお付き合いください。

細部まで再現されたレゴ®ファットボーイの全貌

いよいよ開封。1から4までの番号が記されたパッケージには、大小様々な部品がぎっしり詰まっています。この時点で何に使うか想像できたのは、タイヤとホイールのみ。さすがは1023ピースの「クリエイターエキスパート」。テーブルに広がったレゴ®の、またはハーレーの卵たちを見渡して、ごくりと息を飲みました。

気を取り直し、まずはテキストを一読。これまた全156ページの分厚さ。冒頭の6ページでは、ハーレーの歴史やファットボーイの紹介が行われています。コラボ感というか、レゴ®のハーレーに対するリスペクトを感じました(英語だけど)。

テキストの10ページ目を開くと、1から4までのパッケージがどのパートと符合するのかが一目瞭然となります。以降、組み立てに関して文字の説明は一切ありません。それでも精緻な部品イラストと組み付け手順を示す矢印だけで十分に理解できる点に驚きました。この万国共通的わかりやすさを達成するのって、相当に大変だったと推察できます。レゴ®通にすれば周知の事実でしょうが……。

これまたレゴ®通には釈迦に説法ですが、ボクは膨大な数の部品を広げておく皿(ここではファイルボックスのフタ)を用意して組み立てに臨みました。正解でした。

そしてまた各パートで必要とされる部品は、あらかじめ準備して作業に取り掛かるのがよいです。最初のうちは部品探しに戸惑いましたが、慣れてくるとそこでどんな部品が求められているのがわかってきます。自然と集中力が高まっていく、黙々と部品を拾い集める作業。悪くないです。

テキスト19ページ目。作業工程ナンバー8。エンジンを載せるフレーム下部のブロックが完成。組み立て開始から40分経過。この段階ではハーレー感ゼロですが、ひたすら黙々いきます。

このモデル最大の特徴と言うべきパートです。ハーレー通ならお気付きでしょう。中央に見えている円筒状の部品は、107キュービックインチを誇る『ミルウォーキーエイト(Milwaukee Eight®)』エンジンのピストンヘッド。その下で連結する黄色の部品はコンロッド。リアホールの回転に同調して、実車さながらに上下動するんですよ! このあたり、ハーレーと共同開発した意味を感じてゾクゾクします。

そんなピストン連動ギミックなのに、シリンダーケースを組み、ヘッドカバーを装着すると見えなくなります。実に惜しい。しかし、それまた実車通り。完成後、リアホイールが回転するたびピストンも動いてるんだと想像させる設計にレゴ®の魂を見たような思いが……。ちなみにエンジンパートの完成までには1時間40分を要しました。

お伝えしたいパートはたくさんありますが、ひとまず黙々と。これはパッケージ番号が2に移ったテキスト62ページ目。作業工程ナンバー98で登場するチェーンの組み立て。43個の小さな部品を掛け合わせます。実車はご存知のようにベルトですが、「ここはレゴ®的なのね」と微笑ましくなりました。

パッケージ番号2のフィニッシュ。エンジンとリアホール、さらにリアフェンダーを装着し、かなりハーレーらしいボリューム感が出てきました。ここまで約4時間。実は日をまたいでいます。

エキゾーストパイプやマフラーも分割部品で表現していきます。実車はなめらかな金属パイプですが、あえて継ぎ目を隠さないのはレゴ®的アートセンスだと感銘を受けた次第です。後に組み立てる、くいっと曲がったハンドルバーもいい感じなんですよね。

さぁ、大詰め。パッケージ番号4はフロント回り。ファットボーイの特徴的なぶっといフロントフォークのフォルムは、これまたレゴ®的な誇張を感じました。見せ所をよ~く知っているのでしょう。
フュエルタンク周辺を組み立てるパッケージ番号3をスルーしましたが、ボクはそこで組み間違いをしたんですね。でも、順をたどって分解し、ミスした場所に戻ると、またちゃんと組み直せるのです。当然のように聞こえるかもしれませんが、接着剤を使うプラモデルではかなり難しい修正なので、「レゴ®でよかった」と喜べた感想をお伝えしておきます。

ついに完成! 延べ3日間に渡り、レゴ®初心者のボクでトータル5時間半かかりました。部品探しと組み付けに集中していく感覚は、プラモデルとはまったく別のものでしたね。かなり楽しい時間を過ごせました。

ハーレーダビッドソン ジャパンのメンバーもレゴ®に挑戦!

(Photo by まるや ゆういち)

実は、グレッグ・ウィリス代表取締役社長を始めとするハーレーダビッドソン ジャパンのメンバーも「レゴ® クリエイターエキスパート 10269 ハーレーダビッドソン ファットボーイ」の組み立てに挑戦しました。代表取締役付エグゼクティブアシスタントの永井 薫さんと総務アドミニストレーターの鶴見 正敏さんからいただいた感想を紹介します。

「製作しているときはメカニックになった気分。完成したらファットボーイのオーナー気分。誰かに早く見せたくなりました」(永井)

「ピストンの動きまで再現した複雑な構造にもかかわらず、最後まで楽しみながら組み立てられました」(鶴見)

(Photo by まるや ゆういち)

(Photo by まるや ゆういち)

(Photo by まるや ゆういち)

(Photo by まるや ゆういち)

組み立て完成後には実車のファットボーイと記念撮影!(Photo by まるや ゆういち)

まるで実車のようなレゴ®ファットボーイ

完成サイズの全長は340㎜。全高が210㎜。フェエルタンクとリアフェンダーの幅がボリューミーで、おそらくは実車よりずんぐりしたフォルムです。その厚みをたたえた存在感の表現こそがレゴ®だと思いました。

(Photo by 濱上 英翔)

(Photo by 濱上 英翔)

(Photo by 濱上 英翔)

(Photo by 濱上 英翔)

その一方で、レゴ®の世界観で再現されようとハーレーらしさ、またはファットボーイらしさは存分に生かされています。両者の個性が見事に融合しているんですよね。そこは本当に感動的でした。
それにしても、なぜファットボーイが選ばれたのだろう? 仕上がりを目の当たりにすると、このオリジナリティの高い完成度をレゴ®とハーレーのどちらが先に見抜いたのか。そこ、聞いてみたいです。

レゴ®公式認定オンラインショップ購入ページはこちら

レゴ®ブランドストア検索ページはこちら

Text:田村 十七男
Photos:濱上 英翔・まるや ゆういち・田村 十七男

PHOTO GALLERY

HARLEY-DAVIDSON JAPAN

FOLLOW US!!

NEW ARRIVALS