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ロードグライドスペシャルリミテッドをはじめ、トライク初のCVO™など、至極の2020年モデルをご紹介! 新たなライダーサポート安全技術の採用も見逃せない!!

2019.09.30

威風堂々のスタイル。これぞ、ハーレーダビッドソンのフラッグシップと呼ぶに相応しい、重厚感とクオリティの高次元での融合。ハーレーダビッドソン2020年モデルの「ツーリングファミリー」、そして特別仕様車である「CVO™(Custom Vehicle Operations=カスタム・ビークル・オペレーションズ)」をご紹介します。解説するのは、ご存知モーターサイクルジャーナリストの青木 タカオさんです。

ブラックアウト仕上げで登場したロードグライドのトップエンドモデル

豪快でたくましいのに、奥ゆかしさもあり、妖艶でさえある。このままガレージに置き、いつまでも眺めていたくなります。
2020年モデルで新たにラインナップに加わった『ロードグライドリミテッド(FLTRK Road Glide® Limited)』。ツーリングファミリーにおいて『ウルトラリミテッド(FLHTK Ultra Limited)』と双璧を成す、フラッグシップに位置づけされるモデルです。

ハーレーダビッドソン2020年モデルツーリングファミリーのロードグライドリミテッド

ロードグライド系、つまりフレームマウントのシャークノーズフェアリングを持つツーリングファミリー。これまで『ロードグライドウルトラ(FLTRU Road Glide® Ultra)』がそのトップエンドモデルとして君臨してきましたが、装いを新たにグレードアップしたのが、この“リミテッド”と言って差し支えないでしょう。
クロームを多用した“ウルトラ”に対し、引き締まった印象を見る者に与えるブラックパーツで全体を統一。より精悍さが増し、いっそう高い完成度を見せています。

ロードグライドリミテッドミルウォーキーエイト114

ハーレー2020年モデルロードグライドリミテッドのタイヤまわり

もちろん鑑賞を楽しむものではなく、タフなロングツーリングに出た時こそ、その真価が発揮されます。1868ccもの排気量を持つ『ミルウォーキーエイト114(Milwaukee Eight® 114)』は、最大トルク164Nmを誇り、ハイウェイクルージングも悠然とこなします。

2020年モデルロードグライドリミテッドのシート部分

ロードグライドリミテッドの後ろ部分

大柄なフェアリングに守られたライダーは、ゆったりとしたライディングポジションと、座り心地の良いシートや手元を冷やさないヒーテッドグリップによって快適に長距離を走り抜くことができるのです。
ペアライドでもそのコンフォート性は変わらず、いつまでもどこまでも果てしなく続く道を走り続けたくなるのは、ツーリングファミリーの持ち味と言っていいでしょう。

ついに誕生、史上初のCVO™トライク。その圧倒的存在感に酔いしれる

このマシンの登場を待ち焦がれていた人は、きっと少なくないはず。トライク初のCVO™が、ついにデビューしました。『CVO™ トライグライド(FLHTCUTGSE CVO™ Tri Glide™)』です。
プレミアムペイントによってフィニッシュへと至る最上位モデルならではの佇まいは、どんなハイエンドカーにも引けを取りません。溜め息が出るほど美しい、その存在感は圧倒的です。

ハーレーダビッドソン2020年モデルでトライク初のCVO、CVO™ トライグライド

2020年モデルCVOトライグライド、史上最強のVツインエンジン・ミルウォーキーエイト117

巨体を軽々と加速させるのは、史上最強のVツインエンジン・ミルウォーキーエイト117。なんと、1923ccという四輪スポーツカーなみの排気量を持ち、CVO™のなかでも抜きん出た最大トルク168Nmを発揮。トライクならではの大柄で迫力ある巨体も、軽々と加速させてしまうのです。

2020年モデルCVOトライグライド後方

ベースは『トライグライドウルトラ(FLHTCUTG Tri Glide™ Ultra)』ですが、モディファイは足まわりにも及びます。ホイールはフロント16→19、リヤ15→18インチと大径化され、グロスブラック仕上げの「コントラストクリアートマホーク」にアップグレード。バー&シールドのロゴがあしらわれたハブカバーに、視線が釘付けになってしまいます。

王者のような風格が漂うCVO™トライグライドウルトラですが、ほかのトライク同様、自動車普通MT免許で乗ることができるのも大きな魅力と言えるでしょう。これまで二輪モデルを堪能してきたコアライダーの乗り換えはもちろん、初めてのハーレーという人も選んで悔いはないはず。というのも、取り回し時に足を地面に着く必要がなく、後退させるのもリバースギヤに任せておけます。足着きや押し引きに不安という人も、このモデルならハーレーのトップエンドモデルとして、颯爽とツーリングへと出掛けられるのです。

快適性と安全性をより向上させるRDRSをツーリングファミリーで新採用

ハーレーダビッドソンの2020年モデル中、非常に大きな進化を遂げているのが、ツーリングファミリーおよびトライク(CVO™含む)です。トラクションコントロールを含む新たなライダーサポート安全技術「REFLEXディフェンシブライダーシステム(RDRS)」を『ロードキング(FLHR Road King®)』と「エレクトラグライドスタンダード(FLHT Electra Glide® Standard)」を除くすべてのモデルに搭載します。

トラクションコントロールを含む新たなライダーサポート安全技術「REFLEXディフェンシブライダーシステム(RDRS)

リーンアングルまたはトライクの横加速度を検出するセンサーで、車体の挙動を高速演算によってリアルタイムに検知することができる先進的なIMU(慣性計測装置)からなる電子制御システム「RDRS」の機能は大きく分けて5つあり、それぞれを説明していきましょう。

まず、「コーナリングエレクトリックリンクブレーキ(C-ELB)」は、ライダーがブレーキ操作する際、レバーあるいはフットペダルいずれかへの入力のみで前後輪にバランス良く制動力を発生させます。C-ELBが従来の「リフレックスリンクドブレーキ with ABS」より優れるのは、車体の姿勢からコーナリング中の制動であることを把握し、前後ブレーキ圧の比率を最適化。旋回中もよりバランス良くブレーキを駆けることができるようになっています。

2つ目は「コーナリングABS(C-ABS)」です。車輪ロックを防ぐアンチロックブレーキシステム(ABS)は、すでにお馴染みの安全装備となっていますが、旋回中にブレーキをかけると車体が直立し、アウト側に膨らんでしまうことがありました。C-ABSではこれを抑制。旋回中の急制動でも前後ブレーキ圧を最適化し、ライダーが意図したとおりのラインでコーナーを駆け抜けていけるのです。

「コーナリングトラクションコントロールシステム(C-TCS)」は、後輪が過度に回転するのを防ぎます。雨天、突然の予期せぬ路面の変化、または舗装されていない道路での走行でもスリップを抑止。設定できるモードは2段階あり「レイン」ではより強く電子制御が介入します。システムをカットすることも可能にしました。

急激なシフトダウンや滑りやすい路面で減速したときに発生する、過度な後輪スリップを減らすのが「ドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)」です。減速中にリアホイールのスリップを検出すると、エンジントルクの供給を調整して駆動輪の回転速度を走行スピードと一致するよう最適化します。

ビークルホールドコントロール(VHC)」も搭載しました。ライダーがレバーやペダルへの入力を解除した後でも、車体の停止状態を数秒間保ってくれるので、急坂での一時停止時や急な下り坂などでも、バイクが動いてバランスを崩してしまうことを防ぐ機能です。重量級モデルの多い、ツーリングファミリーには待望の電子制御装置と言えるでしょう。

ブラッシュアップされたツーリングファミリー、CVO™2020年モデル

CVO™およびツーリングファミリーの2020年モデルをもう少し見てみましょう。4機種をピックアップしましたが、いずれも愛車としていつまでも長くつきあえるハーレーダビッドソンの上級モデルたちです。

アメリカ大陸で鍛え上げられた世界最高峰のグランドツーリング

最上級グレードであるウルトラリミテッドをベースに、さらに純正パーツ&アクセサリーをふんだんに用いてグレードアップした『CVO™ リミテッド(FLHTKSE CVO™ Limited)』。寒い時期もグリップやシートはヒーターで暖められ、快適にロングライドが楽しめます。

ハーレーダビッドソン2020年モデルCVO™ リミテッド

エンジンはパワフルなミルウォーキーエイト117。“KING OF HIGHWAY”の名を欲しいままにし、もはや異論を唱える者はいないでしょう。

CVO™ リミテッドのエンジンはパワフルなミルウォーキーエイト117

ハーレーダビッドソンCVO™ リミテッドメーターまわり

サウンドシステムも充実した究極のファクトリーカスタム

カスタムトレンドを反映したバガースタイルによって人気を博している『ストリートグライド(FLHXS Street Glide®)』を、さらにブラッシュアップした『CVO™ ストリート グライド(FLHXSE CVO™ Street Glide®)』。

ハーレー2020年モデルCVO™ ストリート グライド

ハーレー2020年モデルCVO™ ストリートグライドのオーディオ

心臓部をミルウォーキーエイト117に、そしてオーディオシステムもリファインされ、スピーカーはロワーフェアリングやサドルケースリッドにも追加装備されています。これはまさに、走るオーディオルーム。ストリートの熱い視線は独り占めです。

ハーレー2020年モデルCVO™ ストリートグライドのミルウォーキーエンジン117

ストリートを意識したバガーカスタム

ロードグライドスペシャル(FLTRXS Road Glide® Special)』はフレームマウントとしたことで軽快なハンドリングが可能に。そしてシャークノーズフェアリングには、独創的なフロントマスクを決定づけるLEDデュアルヘッドライトがセットされています。

ハーレー2020年モデルロードグライドスペシャル

ハーレー2020年モデルロードグライドスペシャルはブラックアウトによるストリートカスタムが施されている

唯一無二の表情に虜となるライダーは世界中に数多く、いまやロードグライドシリーズはラインナップに欠かせません。“スペシャル” はブラックアウトによるストリートカスタムが施され、アーバンライフのパートナーとしても最適です。

ハーレー2020年モデルロードグライドスペシャルの独創的なフロントマスクを決定づけるLEDデュアルヘッドライト

トラディショナルなシルエットが現代に蘇る

フェアリングを持たないシンプルなスタイルに惹きつけられるライダーは、いつの時代も少なくありません。長きに渡って受け継がれてきたロードキングの美しいシルエットには、1960年代のFLHが重なっています。

ハーレーダビッドソン2020年モデルのロードキング

2020年モデルロードキングのタンク

時代を超えて愛されるツーリングファミリーのベーシックモデル。最新版ではミルウォーキーエイト107を搭載し、「リフレックスリンクドブレーキ with ABS」や高速巡航を快適にする「オートクルーズコントロール」を装備します。

ロードキングのエンジン

2020年モデルロードキングのフロント

RDRS装備で走りはいかに?楽しみは尽きそうにない!

今回はニューモデル2台を含むハーレーダビッドソン2020年モデルを6機種セレクトし、駆け足で見てきました。いずれもカラー&グラフィックスを新たにし、その美しさに磨きをかけています。また、5つのモデルでRDRSを新搭載し、電子制御を飛躍的に向上。はたしてどんなライディングを体感できるのでしょうか。乗り味とその実力を、早く試してみたいと思います。

Text:モーターサイクルジャーナリスト 青木 タカオ
Photos:Masato Yokoyama

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