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<SEEK for SOUL LIVE SHOWCASE >開催。Rei × ORIGINAL LOVE田島貴男のギターセッションに酔いしれた特別な夜──

2019.11.08

ハーレーダビッドソン ジャパンとシンガー・ソングライター/ギタリスト、Reiのコラボレーション・プロジェクト<SEEK for SOUL>。同プロジェクトのクライマックスとなるライブイベント、<SEEK for SOUL LIVE SHOWCASE>が10月23日(水)代官山UNITで開催された。ハーレーダビッドソンとのコラボレーション・ソングとして発表された「Territory Blues」を引っさげたRei、そしてスペシャルゲストとして、昨年のBLUE SKY HEAVENでバイカーたちを大いに沸かせ、Reiもリスペクトするアーティスト・田島貴男(ORIGINAL LOVE)を迎えての夢の競演によるツーマンライブが実現した。
今回は二人ともギター1本によるライブということで、まさに”SOUL×SOUL”のVツインライブが繰り広げられた。

ハーレーダビッドソンイベント10/23代官山UNIT

SEEK for SOUL LIVE SHOWCASE@代官山UNIT

開場するやいなや、ステージ前に駆け寄るオーディエンスの一団。チケットプレゼント抽選に当たった幸運な招待客100名と、発売後すぐにSOLD OUTとなったチケットを入手できたファン達ですぐにフロアがいっぱいに埋め尽くされた。

ハーレーダビッドソン2020年モデル、ローライダーSも展示

代官山UNITの会場入り口には、<SEEK for SOUL>のイメージを投影してデコレーションされたスペースにハーレーダビッドソン2020年ニューモデル『ローライダーS(FXLRS Low Rider® S)』が、またステージ上には『ブレイクアウト114(FXBRS Breakout® 114)』が展示され、これから始まる熱いライブアクトの演出に一役買っていた。

ハーレーダビッドソン2020年ニューモデル・ローライダーS

ハーレーダビッドソン2020年モデル・ブレイクアウト114

ステージ、そして展示スペースは、「Territory Blues」ミュージックビデオのアートディレクターである丸井“Motty”元子がデザイン。入口の展示スペースには、ハーレーのブランドを象徴するカラーリングであるオレンジ色の夕日に染まった砂漠の雰囲気を、またステージ上の装飾はオレンジ色の太陽を模したアートワークが施され、会場内がまさにハーレーというイメージのアメリカンなテイストに包まれた。2台のハーレーダビッドソンが際立つ、いつものライブハウスとは違ったロマンティックな雰囲気に、自身のスマートフォンで写真を撮る観客の姿も数多く見られた。

ハーレーダビッドソン2020年モデル・ブレイクアウト114もステージに展示

バーカウンター前には愛らしさが際立つミニサイズのファットボーイが展示されていたが、これはハーレーダビッドソンとレゴ®が共同開発したレゴクリエイターエキスパート「10269 ハーレーダビッドソン ファットボーイ」だ。Reiや田島貴男によってハーレーに触れたというファンも、キュートなファットボーイを見つけて盛んにスマホを向けていた。
バーカウンターの上のモニターには「Territory Blues」のミュージックビデオがループ再生されている。Reiの魅力と世界観を存分に表現したMVは、音が出ていなくてもポップでロックなアートとして目を惹きつけられ、<SEEK for SOUL>の世界観を引き立てていた。

レゴ×ハーレーダビッドソンのコラボレーションでうまれたレゴファットボーイ

魅惑的なパフォーマンスで会場を包み込んだRei

ルーパーを使ったビートと共に登場したRei。リバーブをふんだんにきかせたギターで、まずはスローナンバーの「Pay Day」から聴かせてくれた。今回初めてReiのライブを聴くお客さんも、瞬く間にReiのギター、そして歌声が響くステージでの佇まいに惹きつけられていた様子。

SEEK for SOUL LIVE SHOWCASEのステージで歌うRei

1曲目が終わり、すかさずReiの真骨頂とも言えるブルージーなギターリフの「My Name is Rei」へ。

♫your name is 田島貴男!
♫your name is Harley-Davidson!

いきなり歌詞を変えて会場を盛り上げる。
パーカッションのようにギターを叩いてビートを刻むと、自然に場内からハンドクラップが生まれていく。

Rei×ハーレーダビッドソン

Rei×ハーレーダビッドソン@代官山UNIT

3曲目はReiの代表曲の一つ「JUMP」。FunkでSoulなギターリフが印象的なアップテンポの曲だ。ときおり繰り出されるキュートでロックなシャウトは完全にRei節と言っていいだろう。最初から最後まで客席からのハンドクラップが途切れずに盛り上がる。

ここでReiから今回のコラボについて紹介するMCが入る。ハーレーダビッドソン ジャパンが展開するコラボレーションに女性アーティストが選ばれたのは初めてだった、と語るRei。「Territory Blues」のMVとこの日の空間デザインをしたMottyさんの紹介、そしてこの日、地下にあるライブスペースにハーレーを飾ったスタッフにもねぎらいの言葉があり、大きな拍手が沸き起こった。

Rei×ハーレーダビッドソン・SEEK for SOUL

そして4曲目は待望の「Territory Blues」を初の生演奏で披露。今回はアコースティックギターによる弾き語りバージョンとなったが、ギター1本の弾き語りでも重厚でロックなサウンドに仕立て、アコギならではの太い音を活かしたアレンジがまた新鮮だった。

Rei×ハーレーダビッドソン@代官山UNIT・SEEK for SOUL

カズーを携えて次のナンバーは「Oo-Long-Cha」だ。
紅茶♪ほうじ茶♪サンピン茶♪なんてフレーズも飛び出すコール&レスポンスが実にコミカルで楽しい。

シンガーソングライターReiがハーレーのライブイベントに登場

Rei×Harley-Davidon

雰囲気はガラっと変わって、スパニッシュ・ギターのようなギターソロが始まった。
オーディエンスの視線が自由自在にギターと戯れるReiに注がれる。歌もギターも存分に堪能させてくれた「my mama」。ギターの響きに納得した感のあるエンディングで余韻を楽しませてくれる。

「国道の歌を歌います!」のコールで始まったのは「Route 246」。
いわゆる“ニーヨンロク”ではなく、Two Four Sixとネイティブスピーカーの発音で歌えば、実際には海なんか見えない国道246号線なのに、あの鬱陶しい渋滞にもカリフォルニアの南風が吹いてくるようだ。

さて、ここでメンバー紹介が始まった。……と言っても、今回はギター1本の弾き語りの構成である。どうするのかと思ったら、
「Harley-Davidson! 田島貴男! エレクトリックギター、デュオソニック! LG-2! On guitar and vocals、Rei!」と続く粋なMCで盛り上がる。

Rei×Harley-Davidon・SEEK for SOUL

間髪入れずにハイスピードのカッティングが始まる。Reiを代表する曲、「BLACK BANANA」でオーディエンスは一体となって揺れてゆく。
そのスピード感のままリズムマシーンが鳴り響き、エレキギターに持ち替えて始まったのは「LAZY LOSER」。ディストーションを効かせたマイクエフェクトで客を煽るRei。リズムマシーンとReiのギターにオーディエンスのコーラスが重厚に重なり、最高潮の雰囲気でReiのアクトを終えた。

ブルスカの興奮をもう一度!SOULパワーを炸裂させた田島貴男

「Yeah~!!」と勢い良く登場したスペシャルゲスト、田島貴男。Reiがリスペクトして止まないミュージシャンだ。明るいブルーのスーツがオレンジの舞台セットにとても映えている。
1曲目は「フィエスタ」からスタート。リゾネーターギターでビートをはっきり聴かせて、一気に会場をグルーブに巻き込んでいく。ORIGINAL LOVE初期のアルバム収録曲だが、今回はギター1本でステージに立つ“ひとりソウルショウ”スタイルということで、また違った魅力を聴かせてくれた。

田島貴男(ORIGINAL LOVE)@ハーレーダビッドソンライブ

続いてアコースティックギターに持ち替えて、ボイスパーカッションから始まった「サーディンの缶詰」。足ではビートとタンバリンを刻んでいる。コール&レスポンスもパワフルで、ひとりソウルショウに完全に会場が乗っ取られたかたちだ。

再びボイパでループを作り、最新アルバム『bless You!』からの1曲「ゼロセット」。そして「グッディガール」へ。ベースラインが印象的なアレンジで、ラップまで披露してくれた。まだまだ進化を続ける田島貴男のミュージックジャンキーぶりが垣間見れた2曲だった。

「せっかくステージにハーレーが乗っているのだからエンジンをかけたままやりたいね!」とMCが始まった。スポーツスターを持っているという田島だが、「ぜんぜん乗ってない! 生きているうちにビッグツインに乗りたいね!」と爆笑を誘う。

アコースティックギターに持ちかえて、しっとりとしたギターソロから始まったのはORIGINAL LOVEを代表する名曲「接吻」。JAZZの4ビートからビートに乗せ、スキャットでころがしてのエンディングに聴き惚れる。

続いて、最新アルバムのタイトル曲でもある「bless You!」。間奏のギターリフでアッチェレランドをかけ、テンポをどんどん上げていく。ギターテクニックもさることながら、田島貴男の声もまた自在に音を遊んでいく。甘くささやいたり、シャウトしたり。そのたびに会場から歓声が沸き起こる。

再びリゾネーターに持ち替え、「フリーライド」へ。サビの部分にはまさにバイク用語の「ジャックナイフしてウィリー」という歌詞があるこの曲、「ビッグツインエンジンのように吠えていただけたら!」と途中MCをかましながらのコール&レスポンスが始まった。ハーレーのエキゾーストノート風のコール&レスポンスまで飛び出し、グルーブは絶頂に。

ここでReiをステージに呼び込むと、一段と大きな拍手が起こる。

そして二人の競演で始まったのは、SOULの名曲、Donovanのカバーで「Barabajagal」。
田島からReiにボーカルのバトン、そしてユニゾンへ。ギターソロはReiから田島へバトンが渡される。
再びユニゾンでの歌唱はボリュームを下げて、再び上げて、そしてReiが 3度上のコーラスへと、息もピッタリの演奏が続く。

続いてのコラボはORIGINAL LOVEの「朝日のあたる道」。田島が「Rei!」と叫べば、期待通りのご機嫌なギターソロを繰り出す。
そして今度はReiの曲、「eutopia」をコラボレート。スローな曲調に合わせて、田島はしっとりとワイゼンボーンを聴かせてくれた。

最後はReiからのリクエストで、Little Richardの「Lucille」。3コードの王道のこの曲に合わせてギターのソロ合戦が始まったのだが、田島がときおりReiの顔を確認するしぐさを見せていたのにはわけがあった。
ライブのあとTwitterに書き込まれたそのわけとは……。

「時折年上のブルースマンが弾いているのか?で、隣を見るとやはりReiさんだった、という瞬間が何回か」。

こんなに贅沢なツーマンがあっていいのだろうかと誰もが思っただろう。もちろん、しつこいくらいのアンコールが沸き起こる。

「一度も演ったことない曲をやりまーす!!」

と言いながら再び登場し、始まったのは3コードのブルースBig Bill Broonzyの「Hey Hey」。初めて二人で演奏するとは思えないほど息の合ったボーカル、ギターのかけあいで大いに盛り上がり、<SEEK for SOUL>のクライマックスとなる一夜を締め括った。

ハーレーダビッドソンと日本人アーティストReiとの異色コラボレーション、そして田
島貴男との饗演による特別なLIVE SHOWCASE。Vツインファンは二人のビートを感じ、音楽ファンはVツインサウンドのソウルを存分に味わうことができたのではないだろうか。

SEEK for SOULスペシャルサイトはこちら

Text:小林 ゆき
Photos:成瀬 正規

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