Harley-Davidson

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2021.01.29

ケイティ・ペリーからレディー・ガガまで!ハーレーをフィーチャーしたミュージックビデオ特集

2021.01.29

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ハーレーダビッドソンが出てくる音楽と言えば、ステッペン・ウルフの『ワイルドでいこう!』(Born to be Wild)が有名ですが、他にもさまざまな楽曲のミュージック・ビデオでハーレーダビッドソンが登場します。
今回は、ハーレーがフィーチャーされているMVをまとめてご紹介します。

女性の自立と自由の象徴としてのハーレーダビッドソン、ブリジット・バルドー『Harley Davidson』(1968年)

60年代のスーパースターブリジットバルドー、フランスのマリリンモンローブリジット・バルドー 『Brigitte Bardot Show』ユニバーサル ミュージック

フランスのマリリン・モンローと呼ばれる俳優で歌手のブリジッド・バルドー。彼女のために書き下ろされた曲が、その名も『ハーレーダビッドソン』です。この曲は『スペシャル・バルドー』というフランスのテレビ番組のためにセルジュ・ゲンスブールが書いたもので、ミュージック・ビデオにはフラットヘッドのWLAのチョッパーが登場しています。

MVではB.B.(ブリジッド・バルドー)が艶かしくチェーンスリングにまとわりついたり、荒々しく振りほどいたり。

「誰も必要としないわ
ハーレーダビッドソンで明日死んだとしても
これが私の運命」

というフレーズは、映画『あの胸にもう一度』(1968年公開、マリアンヌ・フェイスフル主演)を思わせるような刹那的な歌詞で、男に媚びないセクシー・シンボルを演じきっています。

ブラックレザーのミニ丈ワンピースは当時大流行したツィッギーのスタイルですし、女性の自立という意味では1960年代後半に沸き起こったウーマンリブを彷彿とさせます。また、音楽的観点から見るとロック・ポップスにエスニックなシタールの音色を取り入れるなど、時代背景を存分に取り入れた楽曲となっています。

誰からも憧れられる女性になりたい願望を描くジェニファー・ロペス 『I’m real』(2001年)

ジェニファーロペスのアルバム「J.LO」のジャケット写真、ハーレーに乗る姿がかっこいいジェニファー・ロペス 『J.Lo』ソニー・ミュージックレーベルズ

オープニングから本人がハーレーを運転して登場する『I’m real』のMV。ジェニファー・ロペスを代表するアルバムとなった『J.Lo』の収録曲です。Y.M.O.のFirecracker(1978年リリース)のサンプリングのリフが印象的なこの曲の歌詞は、恋に奔放だったり、でも誰かに頼りたかったり……、という揺れ動く女心を等身大に描いています。

歌詞とは対照的に、MVの前半では憧れのまなざしで子供たちに見つめられるハーレーに乗ったジェニファーの姿や、バイクのメンテナンスガレージで力強く一人でダンスをしていくシーン、ガソリンスタンドでメカニックの男性たちからの目線を横目に立ち去るシーン……。
さらっとハーレーを乗りこなす女性像こそカッコイイと思わせる演出です。

まるでロードムービーを思わせるMVジャミロクワイ『Blue Skies』(2010年)

ジャミロクワイのアルバムジャケット「rock dust light star」、ハーレーダビッドソンが似合うジャミロクワイジャミロクワイ 『rock dust light star』ユニバーサル ミュージック

ジャミロクワイのアルバム『rock dust light star』に収録されている『Blue Skies』(2010年)。

冒頭から本人運転でアメリカの荒野のダートを走るシーンから始まるこの楽曲。人生に疲れと迷いを感じながらも青空に向かって自分を奮い立たせる……、そんなことを思わせる歌詞となっています。
まるでロードムービーのようなMVは、同じころに公開された映画『団塊ボーイズ』(2007年公開)を思い出させるもので、バイクに乗りながら次第に悩みもちっぽけに思えるようになってくるという雰囲気です。

とはいえ、ジャミロクワイが目指したのはあくまで青空。というわけで、MVのエンディングではなぜかヘリコプターが彼を迎えにきて、乗ってきたハーレーはなんと置き去りに! 捨て猫ならぬ捨てハーレーはこのまま野良ハーレーとなってしまうのでしょうか? なんとも不思議な結末のMVですが、ダートからワインディング、荒野のシーンまでたっぷりハーレーを堪能できる5分間です。

“自由”と“強さ”をバイクで表現したレディー・ガガ『Judas』(2011年)

レディーガガのアルバムジャケット「Born this way」、ハーレーに乗るガガ様レディー・ガガ 『Born This Way』ユニバーサル ミュージック

バイカーチームのツーリングシーンで始まるレディー・ガガの『Judas』はいろいろな意味で物議を醸した楽曲です。このMVでガガは運転しているのではなく、先頭のバイクでタンデムしているのですが、拳を振り上げているシーンでチームを率いていることがわかります。
しかも、ガガが乗っているのはタイトルにあるJudasの後ろではなく別の男性のハーレー。タンデムシートからハーレーをライドするJudasを見つめるのです。

『Judas』はエスニシティや宗教性、ジェンダーなど様々な暗喩を取り入れた複雑なMVですが、一貫して伝わるのはハーレーが象徴する“自由”と“力強さ”です。この曲が収録されているアルバム(通常盤)『Born This Way』のジャケット写真は、なんとガガ自体がバイクと合体しているアーティスト写真だったのも印象的でした。

ダンスシーンにも散りばめられているバイカーファッションのテイストも見どころとなっています。

バイカー映画を女性の立場から描いたようなロードムービー的MV、ラナ・デル・レイ『Ride』(2012年)

ラナデルレイのアルバムジャケット「Born to die」、ハーレーに乗るラナデルレイ

ラナ・デル・レイのアルバム『Born To Die』に収録されている楽曲『Ride』もまたロードムービー仕立てのMVですが、楽曲の内容と合わせて完全な物語になっています。
冒頭、荒野でひとりブランコを漕ぐシーンから始まり、夜の町をあてもなく徘徊、5台のハーレーでのツーリングシーン、逆ナンパしていると思われるシーン……。
1960年代に多作されたバイカー映画を彷彿とさせる雰囲気ですが、この曲は女性側からの視点で描かれています。
登場するハーレーはすべてバイカー映画全盛時代を思わせるショベルヘッドの本格的なチョッパー。

タイトルの『Ride』も歌詞の内容も確実にダブルミーニングで、ハーレーダビッドソンは男性性の象徴として登場させています。
彼女が自発的に奔放な“Ride”を楽しんでいるような内容の歌詞になっていますが、物憂げな歌い方からは少し自傷的な気分もうかがわせる楽曲です。

休日のリラックスアイテムとして登場するハーレー、ケイティ・ペリー『Harleys in Hawaii』(2019年)

ケイティペリーのシングルCDジャケットケイティ・ペリー『HARLEYS in HAWAII』ユニバーサル ミュージック

米国特許商標庁にサウンドロゴが登録されているハーレーダビッドソンのエキゾーストノート。誰もがハーレーとわかるその音から始まるのが、ケイティ・ペリーの『Harleys in Hawaii』です。
スポーツスターでさっそうとハワイの道を走るケイティ・ペリー、ハワイの道を気持ちよく彼氏たちとそれぞれバイクに乗ってツーリングする楽曲と思いきや……。

MVでは一台、また一台とツーリング仲間が増え、カフェに集合します。
「あなたと私でハワイを走るの」と歌っているのに、後半では「あなたの背中にぎゅっと抱きつくの」となぜかタンデムする話に。MVでもタンデムするシーンとなり、フラを踊ったり、波に乗ったり、ハーレーに乗ることは愛し合うことの例えなのだとわかります。

それにしても、曲の間に挿入されたエキゾーストノートが曲のBPMに自然に溶け込んでいるのは、ハーレーのビッグツインならでは。ハワイのゆるやかな風景とともに楽しみたい一曲です。

ケイティペリーが乗っていたハーレーダビッドソンのバイク、フォーティーエイトケイティがMVの中で乗っていた 「フォーティエイト(XL1200X Forty-Eight®️)」

世界のトップ・ミュージックシーンのMVでハーレーダビッドソンがどう取り上げられているのか、あらためて見直すと、時代によって様々な背景やメタファーが込められていることがわかりました。そして、そこにはハーレーダビッドソンでなければ表現できなかった世界観がありました。

そんなバックグラウンドに思いを馳せながら音楽を聴くのもいいものですね。

Text:小林 ゆき
Photos: ユニバーサル ミュージック
ソニー・ミュージックレーベルズ
ハーレーダビッドソン

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