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2020.10.09

富士山の麓、河口湖へ秋のソロツーリング!湧水で淹れる極上のコーヒーを求めて、自由気ままに走る日帰り旅

2020.10.09

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夏の厳しい暑さが過ぎ去り、ライダーの気持ちをライディングへと誘う絶好の季節がやってきた。こんなご時世ではあるものの、密を避ける移動手段として有効かつ心地良い風を受けて走ることで、自粛ムードに少し萎んだ気持ちを和らげてくれるのがバイクだ。

「そろそろツーリングに…」自然とそんな気持ちにもなり、ふと出来た休みに走りに行くことにした。仲間と行くツーリングは賑やかでバイク談義も弾みとても楽しいが、今回は自由気ままに走れるソロツーリング。時には、一人の自由を満喫するのも楽しい。

「美味しいコーヒーが飲みたい」シンプルに思った。ただ、お店に行くのでは少々味気なく、道具もあることだし、これを使わない手はない。そう思うと、目的地も意外とすんなり決まった「富士山の湧き水が豊富な河口湖!」、ここなら極上の美味しい水が手に入る。

相棒は『ロードグライドリミテッド(FLTRK Road Glide®️ Limited)』。一人用としてはちょっと大きい、そんな風に感じる人もいるかと思うが、一度エンジンをかければ、雄大なボディをパワフルな『ミルウォーキーエイト114 (Milwaukee-Eight®︎114)』エンジンが悠々と走らせ、苦はない。そして何よりも快適に乗れ、ゆったりと走れるのが魅力だ。ハーレー屈指のクルーザーモデルをコーヒーツーリングに使う、そんな贅沢も味わおうと早速走り出した。

富士の麓山梨河口湖方面をめがけ走らせる

この日は秋晴れで、絶好のツーリング日和。相棒は、誰もが目を見張る大柄なボディながらも、跨ると足つきは良く、安定感は十分、またパワフルなエンジンが重厚なボディを滑らかに加速させ、気分もいい。まずは高速道路を使って、ゆったりと走れる場所まで移動をすることにした。

河口湖方面へと早速出発。

高速に乗ることで感じるのはその防風性の高さ、空気力学の原理を応用した特徴的なシャークノーズフェアリングが走行風をしっかりと抑え、快適な高速ライドを実現してくれる。しばらく余裕の高速ライドを堪能し、高速を降りる。ここから目的地までは下道だ。少し市街地を走り、緩やかなワインディングのある山道に。タイトなコーナーの際には少し気を使うが、それ以外はほぼスムーズ。まだ紅葉には早いが、深い緑に彩られた風景が気持ちを落ち着かせてくれた。

緑豊かな自然に囲まれ清々しい気分に。

また新型のインターフェイス、『BOOM!™BOX GTSインフォテインメントシステム』を使い、お気に入りの音楽を聴きながらの走りは気分も盛り上げてくれる。ゆったりとしたワインディングを抜け、太陽で美しく輝く湖を横目で見つつ、さらにバイクを走らせた。

日本有数の名水地忍野八海へ

思い立ってのソロツーリングは、自由が基本。時間に余裕もあったので、美味しい水を手に入れる前に、世界文化遺産構成資産であり、名水百選にも選ばれている「忍野八海」に立ち寄ってみた。ツーリングライダーであれば、その名を一度は耳にし、また訪れたこともあるだろう。

忍野八海までの道中はお土産屋さんや売店などが立ち並ぶ。

富士信仰の霊場としても良く知られ、神秘的で美しい景観が魅力となり、観光スポットとしても人気だ。現在、忍野村のある場所は元々湖で、幾度の富士山の噴火活動を経て、富士裾野と御坂山系の峡間を水蝕、掘削排水がおこなわれ、湖は涸れていった。だが、富士山に降り積もった雪や雨が20年以上もの年月をかけて湧水池を作り、その代表的な八つの湧水池というのが忍野八海になっている。

湧池。澄んだ水に反映される景色がとても綺麗。

八海とは言うものの実際は、出口池、お釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、菖蒲池の八つの池のこと。中でもオススメは、忍野八海一の湧水量と美しい景観を誇る湧池(わくいけ)と行者が求めた一杯の水を断ったことで濁ってしまったという伝説の濁池(にごりいけ)、釜中に熱湯が沸騰するように湧水するカタチから名付けられたお釜池(おかまいけ)、そして八海ではないが、土産物屋の前にある周囲が青岩(珪藻土)で囲まれ、透明度の高い湧水が美しいブルーに見える中池も必見だ。

「濁池」という名前には似ても似つかないほど透明度が高い。

美しい富士の水に癒される。

顕著な驚きや感動、愉しみに満ち溢れている訳ではないが、美しい湧水が持っている力なのか、見ているだけで、心が落ち着き、また癒される。ライダーにとっては、また走り出す前に集中力も回復させてくれる絶好のスポットだろう。

中池は旅を感じさせる風情のある景色。

日本名水百選地の石碑がある。

お釜池。水が差し込んでとても幻想的。

富士の湧水を汲みに角屋豆富店へ

「忍野八海」の散策を終え、そろそろコーヒーに使う美味しい水を手に入れようと訪れたのは、忍野八海からほど近い場所にあり、店前で水も提供してくれるという「豆ふの駅 角屋豆富店」。

創業は昭和24年、4代続いている店で、富士山の美味しい伏流水と源泉した国産大豆に天然のにがりを使用して作り上げるこだわりの豆腐が自慢。その豆腐の味を聞きつけ、地元の人だけでなく、観光客も多く訪れている。

一番人気の豆乳入り寄せ豆富。

豆腐も実際にいただいたが、シンプルながらも味わい深く、口当たりはまろやかでほんのり甘さも感じる。一番人気は、「豆乳入り寄せ豆富」で、汁まで飲めるという商品。そのほか、多様な種類のお豆腐も豊富。美味しい豆腐だけでなく、店員の皆さんも気さくで、再び訪れたくなるのも納得。お土産用に幾つか豆腐を購入し、富士山の美味しい水を分けてもらった。

冷たくて気持ちいい富士山の水をいただく。

忍野八海から河口湖へ!腹ごしらえはほうとう名店「小作」

バイクライドと忍野八海散策で体を動かし、少し空腹を覚えたので、河口湖周辺で早めのランチにすることにした。ライダーであれば、この辺りを訪れた際の昼食はほぼ二択。富士吉田のうどんか山梨のほうとうだ。意外と涼しかったこともあり、より体を温めることができる後者を選んだ。ちなみにほうとうは、甲州を代表する戦国武将、あの武田信玄が野戦食として用いたとされる有名な郷土料理。

風車が目立つ堂々とした外観。

この辺りには、ほうとうを出す店舗が沢山あって、正直迷ってしまうが、バイクを安心して駐車することができ、味も確実、そして種類も豊富な有名店「小作」にした。大きく立派な入り口を入ると、店内は畳に掘りごたつや木製のテーブル、そして窓には障子とレトロでどこか懐かしい雰囲気。

和モダンな広々とした店内。

メニューが豊富で迷うも、今回は鴨肉ほうとうを頼んだ。野菜をベースにした秘伝のダシにオリジナルの味噌を入れ、その中にもちもちの食感にこだわったほうとう麺と具材を入れて鉄鍋で調理。かぼちゃやジャガイモにネギと白菜等たくさんの野菜と鴨肉、そしてもちもちの麺に濃厚な特製汁の味が染み込んでいて美味しく、心と身体を温めてくれた。

人気の鴨ほうとうをいただいた。

お腹を満たしたら、今回のツーリングのメイン、コーヒーを淹れるため、河口湖へと向かった。

富士の水で作る至極の一杯

今回の旅のメインとなるコーヒーは、河口湖大橋の東側に広がるポプラ並木が美しく、湖上の女神像がシンボルになっている大池公園でいただくことにした。

開けた河口湖がとても気持ちいい大池公園。

美しい湖と富士山を眺めながらのコーヒーを想像しながら、到着早々に準備に取り掛かる。
道具はシンプルにMSRのガスストーブ「ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム」と専用の「コーヒープレスキット」、そしてマグカップ。コーヒーは事前に挽いたものを持参した。

MSRのガスストーブ「ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム」と専用の「コーヒープレスキット」。
※大池公園では火を使ったレジャーは禁止されています。今回は特別な許可を得て撮影しています。

まずはポット内に収納されている本体やパックスタンド、キャニスターを取り出し、本体にガスカートリッジをセット。

早速汲んできた富士山の水を入れる。

ポットにいただいた富士山の水をたっぷりと注ぎ、ライターで本体に点火。ポットを本体にセットすると、2~3分でお湯が沸く。

お湯が沸いたらコーヒー粉を入れ、専用キットでプレスする。

ポットにコーヒーを投入し、専用のコーヒープレスキットを使ってプレス、マグカップへと注いだら”至極の一杯”の完成だ。

富士山の美味しい水とお気に入りのコーヒー豆、そしてこのシチュエーションで飲む一杯は贅沢で格別。“また来よう”そう思いつつ、しばらく爽やかな湖畔の風景を愉しみながらコーヒーを味わった。

のんびり走れる気持ちの良いツーリングコース

今回は都内から数カ所寄り道をしながら河口湖へ、という片道約130kmのルートを走った。のんびりと走る日帰りツーリングであれば、このくらいが丁度いい。高速、ワインディング、市街地の各コースを堪能できるのも嬉しい。ロードグライドリミテッドのゆったりとしたポジションとパワフルな走りはストレスを感じさせず、楽しい時間を過ごすことができた。

暑さや寒さをそれほど気にすることなく、心地良く走ることができるツーリングライダーにとって最高のシーズンが訪れている。そんな貴重な時を満喫すべく、皆さんも自由な時間を気ままに楽しめるソロツーリングへと出かけてみてはいかがだろうか。

取材協力:忍野八海 :vill.oshino.yamanashi.jp/8lake.html
     豆ふの駅 角屋豆富店 :navi-city.com/iine/toufu.html
     小作 河口湖店 :kosaku.co.jp/tenpo-kawagutikoten.html
     大池公園 :fujisan.ne.jp/search/info.php?ca_id=2&if_id=489
株式会社モチヅキ :e-mot.co.jp/

Text:安室 淳一
Photos:濱上 英翔

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