ハーレーダビッドソンの新たな時代を切り拓くべく開発されたエンジン・ミルウォーキーエイト(Milwaukee Eight®)を搭載、さらに高次元のスポーツライドを実現するソフテイルフレームを骨格とするソフテイル。10車種をラインナップするソフテイルファミリーのモデルはいずれも個性的で、乗りこなし方は千差万別。そんなソフテイルの魅力を体感できる展示・体験イベント『SOFTAIL TOUR 2019』が開催され、各地を巡ることとなった。
今回はその『SOFTAIL TOUR 2019』第1弾となる、鈴鹿サーキット(三重・鈴鹿)で開催されたバイクイベント「BIKE! BIKE! BIKE!」の模様をお届けしよう。
快晴に恵まれた鈴鹿サーキットでのバイクイベント「BIKE! BIKE! BIKE!」。
10連休となったゴールデンウィークの初日、鈴鹿サーキットに大勢のライダーが集結。
会場内に開設された『SOFTAIL TOUR 2019』ブースは巨大と形容できる程の規模で、ブラックウッドカラーのバックスクリーンと相まって、来場者の目を引く佇まい。その広大なブースの前にはソフテイルファミリーの9モデルが揃い、来場者たちがゆっくりと眺め、自由に跨がれるようにと、ゆとりを持ってレイアウトされていた。
たくましくも美しいロー&ロングのフォルムが魅力のブレイクアウト。ドラッグバーハンドルと240mmのリアタイヤが特徴。刺激的な走りと存在感を放つスタイルがインパクト大だ。
クラシカルで華やかなスタイルを継承したデラックス。美しいスポークホイールにホワイトウォールタイヤ、大柄なヘッドライトナセルなどのディテールで象られた姿は、往年のFLスタイルそのもの。
ソフテイルの中でも高い人気を誇るファットボーイ。クロームフィニッシュが映えるヘッドライトにフロント160mmにリア240mmという太いタイヤ、そして美しいソリッドディスクホイールが人々を魅了する。
そしてブースの脇では、ローライダーを使用した 大型自動二輪免許未保持者も操作の疑似体験ができる「ジャンプスタート」が実施され、ひと際注目を集めていた。またブース前では、オリジナルのナップサック&リーフレットがもらえるQRコードを読み込んでのアンケートも実施され、多くの人がアンケートに答える姿が見られた。
ハーレーダビッドソンの魅力の一つであるエンジンの鼓動をダイレクトに感じることが可能な疑似走行体験コーナー「ジャンプスタート」には常に人だかりができていた。
イベントモデルによるアンケート&プレゼントコンテンツも好評で、多くの人たちが足を止め、アンケートに答えてオリジナルバッグをゲットしていた。
ブースのインテリアにもこだわりを見せるハーレーダビッドソン。中でも存在感を放っていたのが2台のカスタムハーレーだ。
一台は、先のカスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス2019」で見事3位に入賞したハーレーダビッドソン名古屋による『FXDR™️114』ベースの「GRACE[ER]」。落ち着いた雰囲気のグレーカラーにチェッカーフラッグ&スクリーミングイーグルのグラフィック、そしてフルチタン製のスリップオンマフラーを装備してドラッグレーサーをイメージさせるカスタムに。
ハーレーダビッドソン名古屋(愛知)が製作したFXDR™️114をベースとするカスタムモデル「GRACE[ER]」。
『ファットボブ(FXFB Fat Bob®︎)』をベースとしたもう一台は、愛知県に拠点を置くハーレーダビッドソン知立の「STAND UP」だ。「イカつさ」と「スマートさ」の共存をテーマとし、かつてのポリスモデルに備わっていたフェアリングを活かしつつ、女性でも乗れるようにとハンドル周りをシンプルで細身のパーツに換装、メリハリのあるマシンに仕上げていた。
ハーレーダビッドソン知立(愛知)の女性スタッフがプロデュースしたカスタムマシン「STAND UP」はファットボブがベースモデル。
ブース内をさらに見渡すと、アクティブに遊べるテーブルサッカーや寛ぎの場となるソファスペースを設置。またイベントを音楽で盛り上げるDJブース、ハーレーの世界観を分かりやすくビジュアル化させたフォトパネルなども用意されていた。
子供たちには新鮮に映るテーブルサッカー。遊び方もシンプルで、ブースを訪れる多くの人たちが夢中になって楽しんでいた。
DJブースから流れる音楽は、ハードロックに限らず幅広いジャンルをカバー。
ブースの一角にアメリカンな雰囲気を醸し出すメタルフェンスが設置され、そこにはハーレーダビッドソンとアメリカの風景を切り取ったフォトパネルがレイアウトされていた。
さらにこの日は、ブース横にワゴンカフェが併設され、イベント初お目見えとなるハーレーマークのラテアートを施したカフェラテなども販売されていた。
ハーレーダビッドソンブースの横にはワゴンカフェが特別出店。ブラックボードには「SOFTAIL TOUR 2019」と描かれ、コーヒーとカフェラテの販売が行われていた。
ハーレーダビッドソンとコラボしたワゴンカフェのイチオシ商品は、イベント限定となるハーレーマークのラテアートが施されたカフェラテ。
今年は計8メーカー/40種のバイクに試乗することができる「BIKE! BIKE! BIKE!」。ハーレーダビッドソンからはFXDR™️114、ファットボブ、『ヘリテイジ クラシック(FLHC Heritage Classic)』、『ロードスター(XL1200CX Roadster™)』、『フォーティーエイト(XL1200X Forty-Eight®)』の計5モデルが投入された。イベント開始直後から受付に長蛇の列ができるほどの大盛況で、数多くのライダーが各モデルに興味を示し、それぞれ気になる車両に試乗していた。
この試乗会で一番のトピックスとなるのは、国際的なレースでも使用されている鈴鹿サーキットの本コースを走れること。ソフテイルのスポーティな走りとレーシングコースでの試乗という組み合わせは、試乗したライダーにその底力を感じさせたことだろう。
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