Share The Freedom
ARTICLE

ハーレー乗りのインスタグラマー直伝!夜の都会でキレイにバイクを撮影する方法 【ハーレー撮影講座-第8回 フォーティーエイト】

2019.04.26

アイデアやプラスαでスマホ撮影のグレードはグッと上がる

「良い写真」とひとくちに言っても、その評価基準は人それぞれ。そこでRyokanさんが考える良い写真の定義について聞いてみると、「明暗と立体感」との答えが返ってきた。ストロボを効果的に使って明暗をはっきりさせ、さらにレンズの性能を最大限に引き出して立体感を生み出すことが重要だと力説する。

Ryokanさんは普段は一眼レフカメラ(ニコンD750)と単焦点レンズ(58mm)、さらにストロボ数機を使用して撮影しているが、さすがにいきなりそれらを揃えるのは非現実的。しかし、「じつはスマートフォンでも工夫次第でハイレベルな写真が撮れますよ」と嬉しいお言葉! 早速そのコツを聞いてみた。

両手の指でガッチリとホールドするようにアイフォンを掴み、右親指でシャッターボタンを押す正規の構え方を指南左手を握り、親指を立てると台座の出来上がり。さらに右手人差し指を鉤状にしてスマートフォンを固定する。右手親指でシャッターを押せば、手ブレの心配なく、ハイクオリティな写真を撮ることができるのだ。

アイフォンで撮影したレインボーブリッジでのフォーティーエイト写真。車体左側から半分だけ切り取り、背景のループ感を見せる構図になっているわざと車体を陰らせて背景を浮かび上がらせたRyokanさんによるスマートフォン(iPhone X)撮影。車体全体を入れれば背景が小さくなり、こうして寄れば背景の迫力も増す。自身の好みを探りながらいろんな構図で撮ってみよう。

「スマートフォンのカメラは広角レンズを採用しているので、何も考えずに撮るとバイク全体はもちろん、背景もむやみに入ってしまいます。そこで、『この辺りかな?』と自分で思ったポイントよりもさらに2歩、近づいて撮るのが良い。ググッとバイクに近づくことで、何を撮ろうとしているのか? 主役が何なのか? が分かりやすくなるのです」

フォーティーエイトを真上から撮影、カメラはアイフォン広角レンズのスマートフォンだと、バイク全体を撮るとなんとも間延びした写真になってしまう。エンジンやハンドル回りなど、思い切って寄ってみるのがおすすめ。バイク全体のスタイリングが分かるような写真が撮りたい場合も、たとえば車体前半部分(ヘッドライト〜ハンドル〜タンク〜エンジン)あたりを切り取って撮影するなどの工夫を凝らしてみよう。

アイフォンで撮影したヘッドライト真上から切り取ったフォーティーエイト写真フォーティーエイトのフロントマスクを強調する構図から収めたスマートフォンによるRyokanカット。写真の左側より別のスマートフォンの光を当てて、車体の両サイドの陰影を強める演出を試みている。「夜撮のキモは“光の操り方”。ロケーションの街頭の光や位置などもうまく取り込んでベストポジションを探します」(Ryokanさん)

また、近づく場合は自分ではなく、バイクを動かすのも大きなポイント。たとえば橋を背景に撮る場合、自分が2歩近づけば、2歩分カメラが橋に近づいてしまう。するとその分、ボケ感が薄れてしまうのだ。カメラと背景の距離をなるべく離したままにするためにも、カメラをバイクに近づけるときはバイクを動かす! 面倒くさいが、これをやるのとサボるのとでは、仕上がりに大きな違いが生まれるそうだ。

カメラのフラッシュ機能を使わないのも、鉄則のひとつ。

「スマートフォンのフラッシュを焚いて順光で撮ると影がつきづらくなり、のっぺりした写真になってしまいます」とRyokanさん。ライトはカメラに対して45°の角度から照射するのがベスト。絶妙に影がつき、立体感が生まれるそうだ。90°であれば陰影が強くなり、クールな仕上がりになるとのこと。

友人に別角度からスマートフォンのフラッシュを当ててもらっての撮影一緒に走りに来た仲間に協力してもらって、すぐ横からもう一台のスマートフォンの光を当てて撮る。これだけで写真の立体感が増すのだという。

45度違いの角度から光を当てた立体感あるフォーティーエイトのエンジン & エアクリーナーカット一方のスマートフォンのフラッシュをエンジンに対して垂直に当て、そしてVツインエンジンの形状とプッシュロッドのギラつきを強めて見せる撮り方。ラウンドエアクリーナーやエンジンのカラーリングで“分かる人には分かる”とっておきの一枚を撮影できる。

たとえば友だちを撮影に誘って、友だちのスマートフォンのライト機能を使うのも一つの手である。ほかにも最近では安くてコンパクトなLEDランタンも数多く発売されているので、興味がある方はご検討を。

インターネット通販で購入した数千円のハンディランタンインターネット通販でなら2,000円前後で購入できるハンディサイズのLEDランタン。「光が強いときは、コンビニのビニール袋で包んでやると柔らかい光にしてやることができますよ」(Ryokanさん)

フォーティーエイトのヘッドライトにグッと近づき、向こうまで伸びる道路もフレーム内に入れてストリート感を演出したRyokanによるアイフォン撮影街灯と道路の奥行きを活かしたスマートフォンによる迫力ある撮影。写真の左側からスマートフォンのフラッシュを当てた撮り方で、フォーティーエイトのヘッドライトにグッと近寄って構図を心がけつつ、異なる角度からの光でバイクの立体感を高めている。

ちょっとした角度や光の強さによって、写真の印象は大きく変わる。そのため、いろいろ試してみるのが良いだろうし、それがまた、写真の楽しさにも繋がるのだ。

スマートフォンであれば、読者の皆さんも気軽にはじめられるはず。ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。

上達するにはチャレンジあるのみ!さあ、夜の街へ繰り出そう

ここまで読んで、愛車の撮影に興味を持った人はぜひともチャレンジしてみてほしい。ツーリングやカスタマイズに加え、新たなバイクの楽しみかたになれば、ハーレーライフがもっと豊かなものになるだろう。

また、今回紹介したRyokanさんは不定期で撮影会を実施中。これまでもハーレーやバイク仲間の写真を撮影して大好評だったもので、今後は2ヶ月に1回は開催したいとのこと。開催日時や場所はインスタグラムで告知するので、愛車を撮ってもらいたい人はぜひチェック!

自分で撮っても、撮られても、愛車との思い出がカタチとして残るのは嬉しいもの。ぜひともハーレー&カメラライフをはじめよう!

インスタグラマー:Ryokanさん
1982年生まれ東京都出身、東京都在住。スポーツスター・アイアン883とともに夜の東京を走り、”人とバイク”をコンセプトにカッコいいライダーを撮って紹介してまわるインスタグラマー。それ以外の素性は明かされていない。
https://www.instagram.com/the_survival_of_the_fittest/

image1

使用したカメラ
カメラ:Nikon D750、iPhone X
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

Text:佐賀山 敏行
Photos:安井 宏充

【撮影講座-第1回】バイクをプロのようにカッコ良く撮影する6つのポイント!

【撮影講座-第2回】イルミネーション&夜景とバイクをドラマティックに

【撮影講座-第3回】インスタグラマー直伝!スマホでカッコよく撮るコツ

【撮影講座-第4回】ブルスカへ行ったらここで記念撮影

【撮影講座-第5回】夕日とバイクを美しく撮影するコツを伝授!

【撮影講座-第6回】ミラーレスカメラでインスタ映えする写真を撮る3つのコツ

【撮影講座-第7回】ミラーレスカメラで美しいボケ味や多彩な構図に挑戦!

PHOTO GALLERY

HARLEY-DAVIDSON JAPAN

FOLLOW US!!
PREV

POPULAR RANKING

NEXT

NEW ARRIVALS