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クロアチアで比較試乗! 2018年 NEWモデル、アイアン1200 & フォーティーエイト スペシャル。そしてツーリングモデルのインプレッションは?

2018.05.25

東欧クロアチアで開催されたハーレーダビッドソンのプレス向け国際試乗会に、日本からモーターサイクルジャーナリストの青木タカオさんが参加しました。テストライドは2日間に及ぶもので、スポーツスターファミリーの新モデル『アイアン1200(XL1200NS Iron 1200™️)』と『フォーティーエイト スペシャル(XL1200XS Forty-Eight®︎ Special)』をはじめ、定番の『ストリートグライド(FLHX Street Glide®︎)』や『ロードグライド(FLTRX®︎ Road Glide)』も試していただきました。今回は、その様子をレポートしていただきます。

走行前からワクワクするハーレーダビッドソンの世界観

近年、日本からの観光客も増えたというクロアチアですが、メディア向け試乗会が開催されるスプリットへ向かう首都ザグレブからの国内線フライトには、アジア系の搭乗客は他に見当たりませんでした。羽田空港国際線ターミナルを発ってからすでに24時間が経過。ずいぶん遠くまで来たなぁと、感慨にふけっていると窓の外に紺碧の海とオレンジの屋根がひしめく美しい光景が見えてきました。
この景観、どこかで見たことがあるなと思いましたが、宮崎駿監督率いるスタジオジブリ制作の人気アニメ映画「紅の豚」や「魔女の宅急便」のモデルになったと噂されているそうです。その美しさに、長旅の疲れも吹き飛びます。

クルーザーが停泊する小さなハーバーや専用のビーチを有した豪華なリゾートホテル周辺が試乗会の拠点となっていて、そこに世界中のジャーナリストたちが集まります。ロビーの一角は「HARLEY-DAVIDSON BAR」と記されていて、最新モデルやハーレーダビッドソン純正アパレルに触れながらお酒がいつでも飲めるようになっていました。このスタイルはハーレーダビッドソンが主催する同様のメディア向け試乗会では毎度のことで、ライディング前も後も滞在中はハーレーダビッドソンの世界観にどっぷりと浸かることができるのです。

まずはツーリングファミリーで山岳路へ

一晩ぐっすり寝て、疲れを癒すといよいよライディングへと出発します。1日目はストリートグライドとロードグライドを乗り換えつつ、山岳路をメインに走ります。

ストリートグライド

ロードグライド

両モデルとも排気量1745ccの『ミルウォーキーエイト(Milwaukee Eight®)』107を搭載するツーリングファミリー。ステップボードに足を置き、座面の広いシートに腰を下ろしライディングポジションを取ると少し大柄に感じます。ただし、シート高は695mmと低く、足着き性は良好。同行したカナダの女性ライダーたちも難なく取り回ししていました。

アドリア海に臨むスプリットですが、背後にはすぐ山脈が迫り、山側へ進路を取ればすぐにワインディングへと様子を一変させます。タイトコーナーの続く険しい道を越えると、見渡す限りに広い穏やかな草原地帯に出るというのを繰り返す非常にダイナミックなツーリングです。

そんなコースを、ストリートグライドとロードグライドは、迫力のVツインサウンドを奏でつつ快調に駆け抜けてくれるからライダーは夢心地となります。総勢10台が2つのグループに分かれ、きれいな隊列をつくって次々にコーナーを駆け抜けていく姿は、傍から見ていても圧巻でしょう。

右手のスロットル操作に鋭く反応する8バルブエンジンは、コーナーの立ち上がりからの加速も鋭く、乾いた歯切れの良い音を後続車に残して走り去っていきます。前方のストリートグライドが旋回を終えると、次は自分の番です。

ブレーキペダルを軽く踏むと、リアだけでなくフロントも連動して車体の姿勢を保ちつつ確実な減速をし、シートにかけた荷重の意識をイン側へ移すと車体は豪快に傾きだし、コーナーのRに合わせた最適なバンク角で旋回を続けます。

このとき、たとえ車体を深く寝かし込んでも車体は安定しきっていて、ライダーは不安感などなく余裕を持って操作を続けられ、コーナーからアクセルを開けて加速して立ち上がっていくことができるのです。
ラグジュアリーなツーリングファミリーですが、この安定感あるコーナリング特性も持ち合わせているからワインディングも軽快そのもので、どんなシーンでもエキサイティングな走りを約束してくれます。

もちろん、高速クルージングはもっとも得意とするところで、制限速度130km/hとペースの速いクロアチアのハイウェイでもエンジンを引っ張り上げることなく、Vツインの鼓動を感じながら流すことができ、ウィンドプロテクションの効果をあって疲れを感じません。

このコンフォート性の高さですから、このまま国境を次々に越えて欧州連合(EU)の国々を気ままに巡る旅に出たくなってしまいます。

【次ページ:いよいよ2台のニュー・スポーツスターに乗る!】

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