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それぞれの個性と魅力が際立つ、スポーツスターの派生モデルたち

2017.11.21

60年の歴史のなかで、数多の人気モデルを輩出しているスポーツスターファミリー。今回は代表的な派生モデルとその魅力を、モーターサイクルジャーナリストの青木タカオさんに語っていただく。

現在では、それぞれが個性際立つモデルに成長を遂げている「スポーツスターファミリー」ですが、かつては車体構成を共通とするベーシックなモデルのみをラインナップする時期が続きました。
たとえば60年代から70年代半ばにかけては『XLH』と『XLCH』だけでしたし、1986年にエンジンが『ショベルヘッド』から『エボリューション』に換装されたときも『XLH883』と『XLH1100』という2本立ての布陣です。

それでは、昨今のようなバリエーション豊かなラインナップのスポーツスターファミリーは一体いつ頃誕生したのでしょうか。それを紐解くべく、今回はスポーツスターの派生モデルたちにクローズアップしてみましょう。

今なお語り継がれるカフェレーサースタイル

XLCR カフェレーサー(1977年)

1977年の『XLCR カフェレーサー』はファンを大いに驚かせ、スポーツスターに新しい風を吹かせました。
ブラックで統一した車体のフロントマスクにビキニカウル、細長い専用設計のフューエルタンクにはゴールドに輝くバー&シールドのエンブレム、そしてリベッド留めのシートにはストレート基調のシートカウルがセットされています。
当時のスポーツスターに積まれていたエンジンはショベルヘッドの1000ccでしたが、車体に合わせてツヤ消しブラックで塗装。エキゾーストシステムもまた黒とし、フロントバンク側を車体左側へ、リア側を右に取り回す専用マフラーが与えられました。
スタンダードとは大きく異なるスポーツスターのカスタムモデル、その第1号と言っていいでしょう。ちなみに同年には、ウインドシールドやラゲッジケースを備えたツーリング仕様『XLT Sportster』も発売されています。

Roadster Café Custom

『XLCR カフェレーサー』のアグレシッブなスタイルは『ロードスター・カフェカスタム(Roadster™ Café Custom)』に引き継がれていますし、『アイアン883(XL883N Iron883™)』でも純正パーツを用いてそのスタイルを構築する楽しみが待っています。時代を超えて愛されるスポーツスターのカスタムの一端がここにあります。

フレンドリーでファン層を拡げたロープロファイルモデル

XLH883 Hugger(1988年)

よりハンドルグリップを近くし、シート高を抑えたライダーフレンドリーなモデルも早くから登場しています。1988年の『XLH883 Hugger』はハンドルをプルバックさせ、前後サスペンションをロープロファイル化しているのが特徴です。
体格や性別などを問わず多くの人に乗ってもらいたい、というハーレーダビッドソンの思いを具現化したモデルと言え、そのコンセプトは現在の『ス―パーロー(XL883L Superlow®)』にも受け継がれています。
スポーツスターが女性にも高い人気を誇っているのは、こうしたモデルたちの設定によるところも大きいと言えるでしょう。

Superlow(2018年)

足つき性の良いシートと低重心設計によって、乗り手の体格を選ばないスポーツスタースーパーロー。取り回しもしやすく、ビギナーにも好評な1台です。

【次ページ:豪華さをアピールするモデルが加わったスポーツスター】

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