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各地を巡った連続イベントの集大成の場は代官山T-SITE!FREE[ER] WEEKEND in TOKYOレポート #01

2018.10.26

ハーレーとは切っても切れない”何か” がある── ニコラス・ペタス インタビュー

人生の節目節目にハーレーがあったと熱く語るペタスさん。ペタスさんにとってハーレーとは?

── どんな経緯からハーレーを手に入れられたんですか?

2002年6月のセルゲイ・グールとの試合で右脛を骨折して、ずっと病院に居たんだ。そのときにネットでハーレーの写真を見てて、「あー、やっぱりハーレー欲しいな」ってずっと思ってたよ。

中でもデュースは特別感があって。ソフテイルにこだわりがあったんですよ。外にサスペンションが見えているスタイルが当時はあんまり好きじゃなくてね。リジッド型フレームのソフテイルで、リアタイヤが太いモデルが好みだったんだ。デュースはその好みにピッタリだったんだ

それで、イメージどおりの車両を見つけたんで、友達に電話してもらって現物を見に行き、その場で購入したんだよ。

── 相手の方はペタスさんが来てさぞかしびっくりしたでしょう?

そうそう、電話した人と別人が出てきて、しかも僕だしね(笑)。たぶん向こうは「チキショー、ニコラス・ペタスが乗るんだったら、もっと高く売れたのに!」って思ったんじゃないかな(笑)。

── それはチャンピオンになったときの自分へのご褒美ですよね?

そう。チャンピオンになったときの賞金で。気持ち良かった!(笑) 他のものはいらない。

僕の人生めちゃくちゃシンプルなんだ。持っているものはクルマとプレステぐらいで、このTシャツも同じの20枚くらいあるだけだし、Gパンは5本同じのを一気に買っちゃう。このGパンもすごく良いやつでね、10年もっているんだ。ずーっとこれ。そういう意味では、ぜんぜん派手にしないんだよね。

でも、バイクに関してはとことんこだわったね。カスタムペイントで、炎をイメージしたフレイムデザインにしてもらったんだ。その仕上がりを見た瞬間、また惚れ直しちゃってね。「デュースです!」って感じになった。もし『FXDR™️114』をカスタムできるなら、白(ボンネビルソルトデニム)のホットフレームに赤と青のピンストライプ入れて、マッドブラックにしたいね。ぜったいカッコイイよ!

── 俺の上腕二頭筋を見てくれ!って感じですね。

あれはあれで面白かったね。俺の兄ちゃんがワイドグライドをすごく気に入っちゃって、デンマークから来たらずっとワイドグライドに乗っちゃうんだよ。アメリカまで一緒に免許を取りに行った仲だから、本当にハーレー好きな兄弟なんだ。

── デュースを手離そうとしたこともあると聞きました。

3度あるよ。キッカケは、怪我をして試合に出られなくなったから。これって格闘家にとっては仕事ができないってことで、生活が苦しくなっちゃったんだ。

それから身の回りのものを整理して、最後にデュースだけが残った。「明日こそ売るぞ!」って思うんだけど、当日になると「やっぱり売れないよ……」って思いとどまって、まさにそのタイミングで新しい仕事の話が来たり。本当にデュースと別れようとすると、人生が変わるようなことが起こるんだ。

3度目に「売ろう」と思ったときはスゴかったよ。デュースに乗ってお店に向かう途中、通りすがりの道にたまたまお世話になった人のバイクが停めてあったので、ご挨拶しに寄ったんだ。そうしたら、自分のことを知っている人がいて「わー、ニコラス・ペタスだ! いま何してるの? メシでも食いに行こう!」って誘ってくれて、ハーレーを売りに行くのを後回しにして、翌日その食事に出かけたんだ。そうしたらそこで同席した人が「君の道場を作ってあげるよ!」って言ってくれて。そのまま乾杯の挨拶が「おめでとう、ニコラスの道場をオープンだ!」ってなっちゃった(笑)。

── まさに人生を変える存在だったんですね。これからハーレーをどんな風に楽しみたいですか?

理想はガレージハウスに一緒に住むこと! 倉庫みたいな感じがいいよね。クルマやバイクを置いて、でっかいソファがあって、大きいテレビがあって。実際にいろいろ調べたことがあるんだ。日本だとなかなか難しいけど、いつか叶えたいなあ。

── ツーリングなんかはよく行かれるんですか?

いや、言うほど出かけない(笑)。僕はちょっと変わってるんだよね。ここからここまで移動したいっていうときにバイクを使いたいんだ。仙台でレースするためにハーレーで行って、レースが終わってハーレーで帰ってきて。でも、ツーリングのためにどこまで行くかとか言われても、そこにあまり興味が持てないというか……。

以前ラジオの番組をやっていたときに東京から横浜までをハーレーで往復していたんだけど、それだけで僕にとっては最高なんだよね。第三京浜なんかめっちゃいい道じゃない? スピードは出さないけどね。リスクを取ってまで何かを懸けて攻めてもしょうがないしね。

それに、僕は後ろに人を乗せたくないんだ。だから、シングルシートでいいんだ。

── ペタスさんにとってハーレーダビッドソンとは?

ハーレーは他のバイクとは違う。他のバイクは”バイク”なんだけど、ハーレーは“ハーレー”なんだよ。

他メーカーのバイクでドラッグレースに参戦していて、壊れればもちろん修理するし、取り替えてより良くはするんだけど、そこに感情移入まではできていないというか。なんていうか、マシンなんだよね。

ハーレーは違うんだ。故障したら僕まで「痛いー!」って思っちゃう。そこまで感じちゃう存在なんだ。

【次ページ:FREE[ER] WEEKENDともに日本を回ったキャンペーンガールの見た景色】

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