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創業の地ミルウォーキーで開催されたハーレーダビッドソン115周年アニバーサリーイベント。その圧倒的スケールを徹底レポート!

2018.09.18

アメリカ・ミルウォーキーで開催されたハーレーダビッドソン創業115周年のアニバーサリーセレブレーション。その歴史を思い起こさせるクラシックレースや6000台にも及ぶ街を貸し切っての大規模パレードと、ハーレーダビッドソンのスケールを体感できる大規模イベントが5日間に渡って開催されました。その様子を多くの写真とともにお届けします。

創業の地で115周年を祝う盛大なイベント開催! レーシングスピリット漲るレースイベントで熱狂の毎日!!

ハーレーダビッドソンが、これほどにまで世界中で強く支持されているのはどうしてなのでしょうか。それはモーターサイクルとしての魅力はもちろんのこと、ハーレーダビッドソンを取り巻くカルチャー=文化がそこに根づいているからだと思います。

そのひとつに、オーナーたちが集うミーティングやラリーがあります。ハーレーダビッドソンを愛する者同士が、年齢や性別、住んでいる場所に関係なく、ハーレーダビッドソンを通じて繋がることができるイベントです。アメリカやヨーロッパでは、街をあげて数日間にわたっておこなわれる大規模なイベントがいくつも存在しますが、ミルウォーキーで開催されるアニバーサリーセレブレーションは、その代表格と言っていいでしょう。

ミルウォーキー。ハーレーダビッドソンに興味のない人には、あまり馴染みのない地名かもしれません。アメリカ中央部のウィスコンシン州にある最大級の都市で、1903年にハーレーダビッドソンが創業した地なのです。古くから機械工業が盛んな街で、もちろん現在もハーレーダビッドソンの本拠地として知られています。

ハーレーダビッドソンはその長い歴史を5年周期で祝い、115周年を迎えた今年2018年もここミルウォーキーで、8月29日から9月2日の延べ5日間、祝賀イベント(アニバーサリーセレブレーション)を開催しました。街全体がお祭りムードで、市街はあらゆる年式のハーレーで溢れかえります。

街の至る所に掲げられているのは「WELCOME RIDERS」のサイン。そう、ミルウォーキーはライダーすべてを歓迎しているのです。主役はもちろんハーレーダビッドソンですが、あらゆるライダーを受け入れるのは、ハーレーならではのFREEDOM=自由な精神の表れではないでしょうか。これが結果的に多くの人に愛され、憧れの対象となるブランドを築くことになっているのでしょう。

レースイベントが目白押し! 連日、手に汗握る!

今回のアニバーサリーセレブレーションで印象的だったのは、レースイベントが充実していたことです。ミルウォーキー西部に大きく広がるミシガン湖畔の砂浜につくられたオーバルコースでは、2日間にわたってビーチレースが開催。ハーレーダビッドソンの新旧レーシングマシンの数々が砂煙を上げて走る姿を目の当たりにすることができました。

これは黎明期のモーターサイクルレースに敬意を表したもので、1930年代のマシンや復刻ファッションでルーストを上げ、砂に埋もれないようスロットルをワイドオープンにして駆け抜ける迫力のバトルなのです。その模様を観戦していると、当時にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ってくるから不思議です。ハーレーダビッドソンならではの、旧き良きアメリカのレーシングスピリットを肌で感じました。

アリーナのショートトラックで開催されたフラットトラックレースでは、ハンドルや体をぶつけ合うほどの激しいドッグファイトが繰り広げられました。Vツインサウンドを響かせる大排気量のバイクを豪快にテールスライドさせるライダーの巧みなマシンコントロールに観客らは酔いしれ、会場は興奮に沸き返ります。

ハーレーダビッドソンのファクトリーチームが数々の栄冠を手にし、国民的人気を誇るレーシングライダーを数多く輩出してきた全米選手権も開催されるフラットトラックレース。今回のアニバーサリーセレブレーションではエキシビジョンでしたが、プロクラスもありレース内容はチャンピオンシップを見ているかのような白熱ぶりでした。女性ライダーだけのクラスもあり、満員の観客はファイナルレースまで決して席を立ちません。

シンプルで豪快なアメリカンレース!

サイド・バイ・サイドの一騎打ちで、相手より先にゴールすれば勝者。その単純明快さ、これがアメリカンモータースポーツなんだなと見ていてつくづく思うのがドラッグレースです。2台のマシンが横に並んで、シグナルが変わったと同時に400メートルの直線をアクセル全開で駆け抜けます。

ハーレーダビッドソンは全米ドラッグレース選手権でも長きに渡って活躍し、多くのファンを魅了してきました。そのエッセンスを取り入れたモデルが、これまでも数多く登場してきましたが、2019年モデルの新型車『FXDR™️114』もそのうちの1台です。会場にはその姿も見られ、『ミルウォーキーエイト(Milwaukee Eight®)』114(排気量1,868cc)と名付けられた強力なVツインエンジンのパフォーマンスを存分に見せつけてくれました。

アメリカンモータースポーツを代表するもうひとつの競技がヒルクライム。心臓破りの急斜面を一気に駆け上がる、これまたクレージーな競技です。ビーチレース同様、黎明期の頃に盛んだった競技で、ハーレーダビッドソンはファクトリーマシンを投入していました。

駆動輪を右に左へ滑らせつつ不安定な車体を操るライダーの姿は、まるで暴れ馬を操るカウボーイのよう。ハーレーダビッドソンはよく鉄馬にたとえられますが、馬がモーターサイクルに変わる乗り物となり、身近な相棒としてこうした競技を昔から楽しんでいるのだと実感させられます。現在も全米選手権がおこなわれていて、雪山を登るスノー・ヒルクライムでもハーレーは活躍しているのです。

イベントの最後を飾るのは街を貸し切っての盛大なパレード!

最終日となる日曜日にイベントを締めくくったのは、6000台に及ぶ大規模なパレードでした。ミルウォーキーのメインストリートをクローズし、全米、いや世界中から集まったライダーが街を走り抜けます。世界中というのは決して大袈裟ではなく、カナダやメキシコといった国境を接する国々はもちろん、ブラジルやインドネシア、欧州などのハーレー乗りが参加していました。

その姿を一目見ようと、沿道には人があふれかえり、ライダーらに手を振りタッチを交わします。ハーレーダビッドソンを愛する者同士がこうして生誕の地に集まり、お祭り騒ぎの休暇を過ごす。そこには、そのお祭りにはモーターサイクルのライセンスを持っていない人も加わっているのです。子どももお年寄りも関係なく、みんな二度と帰らない時間を一緒に楽しんでいました。

これこそがハーレーダビッドソンのカルチャーそのものなんだと思います。ハーレーダビッドソンが好きで良かった、ハーレーダビッドソンに乗れて幸せだと、強く感じずにはいられない素晴らしい体験でした。

Text & Photos:青木タカオ
Photos:HARLEY-DAVIDSON

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