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NEWスポーツスター、アイアン1200 & フォーティーエイト スペシャルが登場!新モデルで賑わった東京モーターサイクルショーを嶋田 智之さんがレポート

2018.04.04

寒暖の差が激しい時期を過ぎて空気が柔らかく緩み始めると、バイク好きが待ち焦がれた季節がやってきます。そのオープニング役を担うのが、毎年恒例のモーターサイクルショー。大阪に続き東京モーターサイクルショーが、今年も3月23日から25日の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。

ひと頃は冬の時代などといわれたバイク業界ですが、どうやら完全に脱却したのでは?という感があります。45回目の開催となった今回も、初日の午前中というプレスや関係者のための時間帯がスタートする前の段階から、すでに入り口周辺には熱心なファンの入場待ちの列ができ始めていました。会場から最も近いバイクのためのパーキングエリアも、早々と満車になったのだとか。後で訊ねたところによれば、3日間の来場者数は昨年同様14万5000人を軽々突破したそうです。ショーの来場者数が全てではありませんが、列を作っている人達の期待感漂う笑顔を見ると、まだまだ盛り上がりを見せてくれそうです。そんな予感を覚えながら、午前10時の会場オープンと同時にハーレーダビッドソンブースへと急いだのでした。

2018年モデルのソフテイルファミリーがお出迎え

お目当ては、もちろん2018年モデルのソフテイルファミリー。全9車種が勢揃いし、見較べたり触れたりすることができると事前のプレスリリースにも記載がありましたので。

ところが! ブースに到着してみると、正面の一段高くなったステージの上に、カバーがかけられた秘密の2モデルがあるではありませんか。そういえば同じリリースにさり気なく「日本初公開のモデルも展示する」というようなことが記されていたのですが、あまりにもあっさりとした文面だったので失念していました。……これは、なんだろう? 全体的にスレンダーな感じがするから、スポーツスターの何かかな? 取材者特権(?)を活用して関係者の方に訊ねてみましたが、ニコリとした笑顔とともに「13時からのプレスカンファレンスを楽しみにしてください」。承知しました。それまではじっくりとソフテイルファミリーを楽しませてもらいましょう。

ひとつのファミリーに異なる9つのキャラクター。ソフテイルのモデル構成は、なかなか巧みであるように思います。いずれもカーボンスティール製メインフレームと、ふたつのU字アームからなる三角形状のスイングアームとモノショック式リアサスペンションを組み合わせた新設計のシャシーに、107(=1745cc)または114(=1868cc)の『ミルウォーキーエイト(Milwaukee Eight®)』エンジンを搭載、という基本的な構造を共有していますが、展示されている9台を見較べると、それぞれのモデルが独自の雰囲気を漂わせていて、異なるラインであるかのようにも思えます。共通しているのは、リアサスペンションを持たないリジッドフレームのバイクのように見えることぐらいでしょうか。

ファットボブ&スポーツグライド

最初に目に飛び込んできたのは、『ファットボブ(Fat Bob®)』でした。スクエアなLEDヘッドランプ、少し小振りになったフューエルタンク、リアに向かって跳ね上がっていく専用設計の2-1-2エキゾースト、ほとんど横一文字のバーハンドル、そして前後16インチのファットなタイヤ。スタイリングは相当にアグレッシブです。フロントフォークが倒立式で、レイク角が最も小さくトレール値が最も短いから、ファミリーの中で最も“曲がる”スポーティな性格が与えられているのかな? なんて、車体の横に並ぶスペックボードと見較べながら想像していました。

その隣に展示されていた『スポーツ グライド(FLSB Sport Glide®)』も、気を惹く1台でした。このモデルもファットボブと同じ仕様の倒立フォークを採用していて、ということはスポーティなキャラクターを意識したモデルであることが想像できます。けれど、フロントには小さなフェアリングが、リアにはハードなサドルケースが備わっていて、グランドツアーに出たくなる雰囲気です。しかも、そのフェアリングもサドルケースも、実は工具なしで簡単に着脱ができるのだとか。取り外せば、ルックスはかなり軽快な印象。つまりこのモデルは、スポーティなライディングもロングツーリングもどちらもいける、クルマでいうならGTカーのような性格が与えられているのかも知れません。その乗り味に興味津々です。

ローライダー

ソフテイルファミリーのメンバーになっても、『ローライダー(FXLR Low Rider®)』は相変わらず魅力的です。バイザー付きの小振りなヘッドランプ、タンクの上のデュアルメーター、プルバックスタイルのハンドル、ブロック形のテールランプ、キャストホイールにメッキの効いたディテール。その低く長いフォルムはどこからどう見ても、伝統的な美しいローライダーの流れを汲んでいます。子供の頃に初代ローライダーに憧れた僕達の世代は、ただそれだけで神々しさすら感じてしまいます。それが軽く強靱なシャシーとパワフルなミルウォーキーエイトエンジンを手に入れたわけですから、惹かれない理由はないですよね。

ストリートボブ

ストリートボブ(FXBB Street Bob®)』。ミニエイプハンドルにチョップドリアフェンダー、小振りなフューエルタンクにヘッドランプ、スポークホイールにフォークブーツ。クラシカルなボバー風味のスタイリングが魅力です。それにも関わらずメーター周りはデジタル式とモダンでありながら、すっきりとシンプル。必要なものだけしか備わっていないミニマルな感じも好感が持てます。

ソフテイル スリム

ソフテイル スリム(FLSL Softail Slim®)』。新しいフレームの美しいアングル構成に最も忠実なスタイリングを持つのがこのモデルでしょう。シンプルなボバースタイルですが、シート高が660mmと現行ハーレーモデル中で最も低いのが特徴です。

ファットボーイ

ファットボーイ(FLFB Fat Boy™)』。フロント160mm、リア240mmの極太なタイヤ。大地を踏みしめるようなディスクホイール。強い眼力の専用ヘッドランプ。どこを取っても軽々しさのない、マッシブな印象。威風堂々の雄々しさです。

ブレイクアウト

ブレイクアウト(FXBR Breakout®)』。深い傾斜のフロントフォークにロー&ロングのシルエット。21インチのフロントタイヤ、240mmという太さのリアタイヤ。ドラッグ・レーサーを彷彿とさせるこのモデルも、新しいフレームとミルウォーキーエイトエンジンでさらに強烈なテイストを実現しているのでしょうね。

ヘリテイジクラシック

ヘリテイジクラシック(FLHC Heritage Classic)』。着脱可能なウインドシールドはプロテクション効果が高そうだし、左右合計43リッターのサドルバックは絶対に有効。オートクルーズコントロールも備えています。ツーリング系ではヘビー過ぎるけどロングクルージングに相応しいモデルが欲しい、という人は迷わずこれでしょう。

デラックス

デラックス(FLDE Deluxe)』。深いフェンダーやサドルシート、随所に見られるクロームパーツにホワイトウォールタイヤ。ハーレーらしい様式美に満ちたスタイリングに惹かれます。ウインドシールドやサドルバッグ、タンデム用シートを追加できる拡張性の高さもいいですね。

そしてそして、嬉しいことに今回は、外装パーツを剥ぎ取った状態の、ソフテイルのフレームとリアサスペンションの構造が一目で判るストラクチャーモデルの展示もありました。ソフテイルがソフテイルである由縁を、そのまま見ることができたのです。しかもそれをさらに理解しやすくするための図解展示もあり。めったに見られないものだけに、これはファンには嬉しいサービスでした。

【次ページ:深みのある重低音!純正ハイフローマフラーが日本初上陸】

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