Share The Freedom
ARTICLE

ブルスカ2017会場を沸かせたミュージック&パフォーマンス。Gotch & The Good New Times、シシド・カフカ、Azumi、など総勢8組の熱いステージを振り返る!

2017.06.09

骨太なロックで観客を唸らせたシシド・カフカ

ジャジーなライブを楽しんだら、次はガツン!と耳に迫るロックで暴れたい。そんな観客の熱気に応えて、超満員状態のステージに登場したのはドラムボーカルという稀有なスタイルで人気を集めるシシド・カフカ。ドラム、ギター、ベース、シンセ&DTMのシンプルな4人編成ながら、ドラムがステージ中央の最前面に陣取っているのが彼女ならではだ。「ラヴコリーダ」で演奏をはじめると、観客を煽りに煽りながら楽曲を披露。途中ドラムを離れてステージを広く使い、ステージ上のハーレーにまたがったりする姿に会場もヒートアップ。「みんな暴れられる?」というMCで始まった最後の曲「バネのうた」では、カウントダウンのコールに合わせて会場中の人間が一斉にジャンプ!終始オーディエンスとの一体感が心に響くステージだった。

シシド・カフカコメント

「9割9分の方が『初めまして』だったと思うんですけど、こうして温かく迎えてくれたのは、楽しむ心を知っているハーレーが好きな方々ならではなのかもしれませんね。ライブ前にメンバーと一緒に会場を回ったら、ハーレーがとにかくかっこよくて。これから、会場限定のビールを飲んで、ちょっとゆっくりして、富士山を眺めて帰りたいと思います」

ここでライブは一旦休止。総勢約1000台に及ぶハーレーがチャプターごとに走行するメイン・イベント、チャプターパレードがスタートした。馴染みのチャプターが登場する度に、会場のあちらこちらで大きな歓声が上がった。

自由自在!ZiNEZ&KAIRIのパフォーマンス

続いて会場内の特設スペースで、バスケットボールのフリースタイルを駆使するパフォーマーのZiNEZと、ヒューマンビートボックスの名手KAIRIによるコラボレーション・パフォーマンスがスタート。観客が360°どこから見ても楽しめるよう全方位に見せ場を作り、中でも観客の中から選ばれた小さな女の子が手に持ったスティックにボールを回転させたまま乗せる場面や、バスケットボール2個を同時に使った技を披露して、観客を大いに沸かせた。

ZiNEZコメント

「富士スピードウェイに来たのは初めてだったんですが、ハーレーと、その周辺に繋がっているカルチャーを実際に楽しむことができてすごく楽しかったです。コースもすごく臨場感がありましたね。あと、僕の中ではバイクに乗っている人たちってどこか強面のイメージもあったんですよ。でも実際には、すごくいい人たちばかりで。その仲間意識のようなものが、19年の歴史に繋がっているんだな、と思いました。今回のコラボレーションは、ヒューマンビートボックスのKAIRIが「Blue Sky Heaven」という名前のトラックを作って、それに乗って僕がパフォーマンスしました。バイクの音を口で表現してもらったりして、この場所でしかできないものが表現できたんじゃないかと思っています」

至福の音を奏でたGotch & The Good New Times

その後、少し日が暮れかかった空をバックに登場したのが、このイベントのヘッドライナーを務める7人編成のGotch & The Good New Timesだ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマンとして知られる後藤正文のソロ作品を演奏するために始動したこのバンドは、古今東西の音楽要素を豊かにブレンドしたハイセンスな楽曲で高い評価を得ている。揃いのカットソーで登場したメンバーが一体となって、丁寧にフレーズを重ねる演奏が生む連帯感が、観客にもそのまま伝わるような雰囲気がそこにあった。最新シングル曲「Taxi Driver」のアウトロでは後藤正文が、マイケル・ジャクソンが幼少期に在籍したグループ=ジャクソン5の「I Want You Back」のフレーズを挿入する遊び心も見せた。ここでトップバッターのMasaki & the MJ crewのステージからこれまでの時間が一気に繋がっていく。卓越したミュージシャンシップと温かなムード、豊かな余韻を持たせた演奏が会場を満たす、至福のひと時を全員が分かち合った。

Gotch & The Good New Timesコメント

後藤正文「今日はお客さんが温かく迎え入れてくれて、すごく嬉しかったです。僕はブルースカイマーケットの一番奥まで届かせるような気持ちで歌いました。ステージに観に来ていた以外の方も、聴いてくれているのかな、と思っていたので」
井上陽介(Turntable Films)「僕も楽しかったです。ステージから大きな山が見えて……」
後藤正文「富士山ね(笑)。井上くんは京都出身なので。とはいえ、僕も静岡県の中でも中部の出身なので、小さい頃は富士スピードウェイよりも修善寺のサイクルセンターの方が馴染みがありました(笑)。今日はライブ前に観ることができたチャプターパレードも最高でした。次に出る機会があったら、サイドカーに乗ってみたい。それで一周回ってきてからライブをしたら、すごく楽しそうですね」
アチコ「わぁ、いいかも! 素敵ですね」

メインステージクロージング・アクトはThe ManRay

クロージング・アクトを担当したThe ManRayは、ストロークスやレイザーライトを髣髴とさせる英語詞のシャープなロックンロールを熱演。日が暮れて会場に彩りを添えた鮮やかなライトを全身に受けながら、タイトに引き締まった演奏やアームを使ったギター・ソロなどで会場を湧かせた。続く「H.O.G. Night Party featuring Vibes Fox」では生バンドの熱い演奏に加えてハーレー専門誌「Vibes」が誇る美女グループVibes Foxが登場。数多のハーレー乗りとジャンルを超えたアーティスト&パフォーマーが一堂に会したこの日を祝福するかのように、終演後は富士の夜空に花火が上がり、観客が思い思いに夜空を見上げる姿が印象的だった。

The ManRayコメント

テンシロウ「ステージ上から富士山が見えるのが最高でした!」
タクロウ「僕らのようなバンドとはなかなか接する機会のない方々だと思っていたんですけど、お客さんも温かくて、演奏していて楽しかったですね」
コウ「僕は映画『イージー・ライダー』が好きなので、ピーター・フォンダの気持ちで演奏していました(笑)」

ハーレーを中心に様々なカルチャーが繋がり広がっていくこのイベントの雰囲気は、あたかも「自由」を追い求めるハーレーダビッドソンの精神が具現化されたかのよう。来年のブルスカは、果たしてどんなものになるのだろうか。再び日本全国の鉄馬が集うその時まで、楽しみに待つこととしよう。

Text:杉山 仁
Photos:横山マサト

PHOTO GALLERY

HARLEY-DAVIDSON JAPAN

FOLLOW US!!
PREV

POPULAR RANKING

01
02
03
04
05
06
07
08
09
NEXT

NEW ARRIVALS