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ソフテイル スリムと一緒に冬の初めの鎌倉へ。古民家で味わう蕎麦処と眺めの良いカフェを訪ねる

2017.12.01

ソフテイル スリムの軽快なハンドリング

ゆっくり目にランチを楽しんだあとは、少しだけソフテイル スリムを走らせ、眺めの良いカフェに向かう。
大船のモノレールとのランデブー走行から、鎌倉山入口へ。急な坂道のワインディングを登っていく。いともたやすく登るのはこれだけの排気量、これだけのビッグトルクだから当たり前なのだが、驚かされたのはコーナリング時の素直で軽快なハンドリングだった。低速コーナーかつ急な勾配が続くワインディングだと、バンク角が心配で遠慮がちの運転になってしまうものだが、このソフテイル スリムは、“スリム”の名の通り、そう簡単には接地しない。それどころか、まるでスポーツスターに乗っているかのごとく、身体がスポーツライディングを欲するのだ。

狭くタイトなワインディングも厭わないのがソフテイル スリムの良さ

秘密はやはり、フットプレートにあるだろう。シフトペダルやブレーキペダルの位置こそフォワードになっているが、前後に長いフットプレートのおかげで、足の位置を後ろ寄りに置くことで、より積極的にマシンをコーナーへと誘うことができる。

高台からは海も眺められる鎌倉山のカフェ

調子に乗って右手を捻りそうになる寸でのところで、別天地のような光景が広がった。鎌倉山は古くからの高級住宅街で、落ち着いたたたずまいの家々が立ち並んでいる中、モダンで湘南を感じさせるシンプルな白い建物が目に入る。
鎌倉にはたくさんのカフェがあるけれど、意外にバイクを店先に停められるお店は少ない。そんな中、鎌倉山から海を望める好立地にあるカフェが、「ル・ミリュウ鎌倉山」だ。

バイクを停めた目の前、絶好のロケーション

色とりどりのケーキやチョコレートと、美味しそうなパンに囲まれながらの店内もいいのだけれど、穏やかな日差しと海の眺めを楽しむために、今日はテラス席へ。
それにしても、ケーキ選びとはなんと残酷で贅沢なひとときなのだろう。どれもこれもが美しく華やかで、それでいてそれぞれが違う味、きっと美味しいに決まっているのだ。いまここで一つに決めなければならないなんて。それは、バイクを買う前の心境に似ていなくもない。心に決めた一台があったとしても、魅力あるモデルが並んでいたとしたら……。

季節のケーキやシュークリームなど、色とりどりのケーキが並ぶ

バイカーのお持ち帰りにはマカロンやチョコレート、パンがおすすめ

そんなことに思いを巡らせつつ、熟考のすえ、季節のおすすめだというピスタッチオを使った「シシリエンヌ」というケーキに決めた。飲み物はダージリンで。
濃いグリーンのムースにフォークを入れると、中には赤いジュレが。濃厚なピスタッチオのムースを、チェリーのジュレの酸味が引き立てる。

色とりどり芸術的な美しさのケーキの中から一品をチョイス

鳥のさえずり、木々の葉擦れの音がBGMだ

犬の散歩で通りがかるマダム。アフタヌーンティーを楽しむ若いカップル。二人掛けのソファで遅いランチをとる老夫婦。ここだけ、時間の進みかたが違うみたいだ。そんな人々を眺めているだけでも、日々の疲れが緩んでいく気がする。

たっぷりリフレッシュしてカフェをあとに

なにも数百キロ離れた場所まで行かなくても、雰囲気ある蕎麦処があることを知った。なにも海外じゃなくても、オープンエアでティータイムを楽しめる場所があることを知った。
なにより、往復100km以下のプチツーリングでも大陸横断の妄想からワインディングのスポーツライディングまで、ソフテイル スリムならどっぷりツーリング気分を楽しめることがわかった。
「バイク日和だから今日はお休みします」
いつでもそんなこと言えるようにまた明日からもがんばろう、そう思えた鎌倉ツーリングであった。

取材協力:侘助
ル・ミリュウ鎌倉山
Text:バイクジャーナリスト 小林ゆき
Photos:安井宏充

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