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ブルスカへ行ったらここで記念撮影!Canon「EOS M6」でバイクと人物をカッコよく撮るコツ【ハーレー撮影講座-第4回 特別編】

2017.05.12

いよいよ来週末に迫った「BLUE SKY HEAVEN(ブルースカイヘブン、以下ブルスカ)2017」。イベントももちろん楽しみだが、会場となる富士スピードウェイ、そしてその周辺には愛車を撮影するにはうってつけの好ロケーションがたくさんあるので、スマホだけでなくぜひカメラでも撮影していただきたい。
今回はキヤノンから発売されたばかりのミラーレスカメラ「EOS M6」を持って、モデルの新山春華さんと『ロードキングスペシャル(FLHRXS Road King® Special)』で撮影スポットへと向かった。
今回撮影テクニックを伝授してくれるのは、ハーレーダビッドソン専門誌にも連載コーナーを持つフォトグラファーの増井貴光さんだ。

ロードキングスペシャルには積載性の高いハードサドルケースがあるから振動対策さえしっかりしておけば、一眼レフだってツーリングに持って行ける。しかしオートバイで走るなら、荷物は少ないに越したことはない。
その点、EOS M6はボディがコンパクトだからとても助かる。本体重量およそ390gと軽く、サイズも幅112×高さ68×奥行き44.5mmと小さい。この優れた携帯性はライダーにとってとても大きな魅力で、気になった場所があればバイクを停めて、サッとカメラを取り出し、すぐにでもシャッターを押せる。
愛車とともに行くハーレーの祭典、その道中や会場での貴重な一瞬を見逃さずに、写真に収めることができるのだ。

最初に向かったのは富士山と山中湖、さらには南アルプスまで見渡せる絶景ポイントとして知られる「山中湖パノラマ台」(山梨県南都留郡山中湖村平野)。あいにくこの日は、富士山が雲に隠れてしまっているが、こればかりは仕方のないこと。ブルスカ当日には、「ここから富士の雄大な姿が見られますように……」と祈るばかりだが、眼下には山中湖がはっきりと見える。
ちなみにパノラマ台は、山中湖から三国峠、そして富士スピードウェイへと至る途中にあり、最高に気持ちのいいイチオシのルートでもある。ツーリングプランに、ぜひとも組み入れていただきたいワインディングだ。

POINT1
カメラアングルを変えて雄大な景色を撮ろう

EOS M6を取り出し、立ったままの目線からシャッターを切っていると、増井さんが早速アドバイスをくれた。
「カメラをローアングルにしたり、高い位置から構えたりすることで、より面白い写真が撮れるよ」
そこでEOS M6を地面スレスレに持ち、低い位置からロードキングスペシャルと春華さんを狙ってみた。すると、ロー&ロングの迫力のある車体がより際立ち、空が広くて爽快感のある写真になるではないか。春華さんのスラリと長い脚も、写真の中にしっかり収まっている。

今度は少しでも高い位置から撮ってみようと腕を伸ばすが、このときありがたかったのが、大型液晶モニターの角度を大きく動かせるチルト機構。下方向には約45度傾けることができるから、ハイアングルだって簡単に撮れる。

周囲をなだらかな山々に囲まれた山中湖の姿がバッチリだ!アングルを変えるだけでも、描写が違ったものになるから写真は面白い。もっともっと、増井さんから撮影のコツを聞き出してみよう。

POINT2
絞り値を設定して強調したいものにピントを合わせる

「なにをいちばん強調したいかを考えて撮りましょう」
次に増井さんが教えてくれたのは、メインダイヤルで「AV」(絞り優先)モードにセットして、絞り値(F値)を自分で設定すること。簡単に言うと、F値は開放にするほど、つまり数値を少なくするほどピントが合う範囲が狭まり、背景が上手くぼけるというのだ。
ここではF値を5.0に設定。ストリップモデルらしい、ロードキングスペシャルのスッキリとしたフロントまわりが際立つ写真となった。
カメラの専門用語では、これを絞り値が小さいので「被写界深度が浅い」と言う。

前に置いたロードキングスペシャルをあえてぼかし、春華さんにだけピントが合うようにする写真も撮ってみた。ボリューム感のあるヘッドライトナセルがぼやけた中に存在感を放ち、スレンダーな女性のフォルムが対照的で美しい。
前にぼかすものは、季節の植物であったり、ブルスカで展示される最新モデルなど工夫次第でさまざまな写真が撮れそう。
被写体よりもカメラ寄りにあるものをぼかすこのテクニックを使うと、写真を見た人がそっと覗いているかのような気持ちになる画像が撮れる。

ピントを合う範囲を広げたいのなら、F値を上げればいい。この写真では絞り値を16にセット。すべてがしっかり見え、背景には雪を被った南アルプスも写っている。
前の2枚の写真では、ボケ味をうまく使って被写体を強調したが、今度は全体をキレイに収めた。記念に撮る集合写真などにも最適だろう。
カメラの専門用語では、これを絞り値が大きいので「被写界深度が深い」と言う。こんなふうに、EOS M6なら一眼レフのような写真がとても手軽に撮れるのだ。

POINT3
望遠、広角レンズを駆使してワイドに撮影

「自分の愛車をキレイに撮りたい」
オーナーなら誰でもそう願うはず。「背景にもこだわろう」と、次に訪れたのが冨士霊園(静岡県駿東郡小山町大御神888-2)。ここではレンズの使い方を増井さんが教えてくれた。
まず、バイク専門誌などで車体を撮るときに使うのは望遠レンズが基本とのこと。
EOS M6ではマウントアダプター「EF-EOS M」を使うことで、70本以上のEFレンズを装着可能としているが、「EOS M6・ダブルズームキット」の「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」なら、「本格的なスタイリング写真が撮れる」と増井さんは太鼓判を押す。
200mmにレンズを伸ばし、撮影したのがこの写真。
「真っ直ぐに伸びる道の奥行き感が出て、オートバイもくっきりと際立っていますね」
ローアングルでカメラを構える増井さん。画像をチェックすると、満足げにニンマリ笑った。

もちろん広角で撮ってもいい。レンズを「EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM」に交換し、ワイドな世界を狙うと、ストレッチされたハードサドルケースがより迫力を増し、圧倒されるほどにロードキングスペシャルの存在感が強調された写真を撮ることができた。
広角レンズは手前の被写体がより大きく写り、遠くの被写体は小さく写るという持ち味があることが解る。写る範囲が広いので、余計なものが写り込んでしまわないよう注意が必要だが、広角レンズを1本持っているだけで、撮れる写真の表現力がグッと広がる。

POINT4
一眼レフカメラで自撮りに挑戦!

スクエアなボディにメカニカルなダイヤルを備えた、モダンでクラシックな雰囲気のEOS M6に、春華さんも興味津々の様子。
「自分も撮ってみたい!」と挑戦したのが自撮り。
EOS M6の液晶モニターはタッチ操作に対応していて、シャッターボタンを押す代わりに画面をタッチするだけで被写体にピントを合わせ、撮影することができる。
そのうえ角度が大きく変わるチルト機構を備え、液晶モニターを上方向に約180度回転させてから、レンズを自分に向けると、簡単に自撮りが可能。
「キレイに撮れるかなぁ」と心配そうなので、肌がなめらかに見えるよう美肌効果をかけてハイチーズ!スマートフォンとWi-Fi接続し、SNSへの画像アップも簡単にできた。

POINT5
シャッタースピードを調節して躍動感ある走行シーンを

そしてEOS M6なら、プロが撮るような走行シーンも撮影できてしまうから驚く。連続撮影速度が、AF・AE固定で最高約9コマ/秒、AF追従で最高約7コマ/秒の高速連写を実現しているからだ。
サーボAFが機能することで、シャッターボタンを半押ししている間は、動いている被写体にピントを合わせ続けることができ、この場合、ロードキングスペシャルをしっかり追従し続けた。

さらなるスピード感を追い求め、増井さんはシャッター速度を自分で決めることができる「TV」(シャッター優先)モードに合わせた。
1/30〜1/60とシャッター速度を遅く設定し、背景だけでなく車体も1ヶ所だけにピントが合う以外はブレるように撮影。スピード感あふれる写真を撮ることができた。
ブルスカへの道中で仲間たちの走行写真を撮ってあげれば、きっと喜んでくれるはず。

ブルスカ開催迫る!富士スピードウェイでのスペシャルプログラム

そしていよいよ富士スピードウェイに到着!
ブルスカではさまざまなプログラムが用意されるが、EOS M6をレンタルして、愛車や仲間たち、会場内の様子を自由に撮影できる「EOS M6 撮影体験ブース」も設置。今回、撮影テクニックをレクチャーしてもらった増井貴光さんによるスペシャルセミナーやサーキットコース内の撮影体験ツアーも実施!豪華賞品が当たるフォトコンテストも見逃せない!!

富士スピードウェイの場内には、1974年まで使用された伝説の30度バンクなど撮影ポイントがたくさんあり、ぜひ写真に収めていただきたい。もちろん当日は、青く晴れ渡った空に、雄大な富士の姿が現れることを心から願う。

フォトグラファー:増井貴光さん
モーターサイクルのフィールドを中心に広告、雑誌等の撮影、コラム執筆などで活躍中。愛車はハーレーFLTRX。古典芸能やアメリカインディアンの文化から多大なる影響を受ける。バイクによる旅の写真や水中写真をライフワークとし、日本国内、海外での取材・撮影は自らバイクを操り走行しながらシャッターを切ることも多い。

使用したカメラ
カメラ:Canon EOS M6
レンズ:EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM / EF-M22mm F2 STM / EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

Text:モーターサイクル ジャーナリスト 青木タカオ
モデル:新山春華
モデル着用ジャケット:ラリーランナー3-in-1レザージャケット

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