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ストリートボブがベースのスキニーチョッパーをカスタム。ヨコハマホットロッドカスタムショーで、英国のカスタムビルダーにインタビュー!

2018.02.02

オンラインカスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングスUK」で2015年・16年度と連覇を果たしたチャーリー・ストックウェル氏が来日。「ヨコハマホットロッドカスタムショー」会場でのインタビューが実現した。

ハーレーとカスタムカルチャー

「誰かと同じではない、自分だけの1台が欲しい」
そんな想いを叶えてくれるのが、カスタマイズ。手を加える度合いは関係ない。たとえミラー1つであっても、自分のお気に入りのものに交換すれば、それだけでもう心が弾む。

ハーレーダビッドソンは、早くからカスタムの楽しさをユーザーに提供してきた。パーツ&アクセサリー部門を立ち上げたのは、創業からわずか9年後の1912年で、1930年代のカタログには補助ランプや当時まだ標準装備ではなかったバックミラー、さらにハンドルバーに取り付けるメモ帳などが紹介されている。

1940年代には軍用モデルが大量に払い下げられ、スピードを競うためのカスタムが広まったし、60年代や70年代にはカウンターカルチャーとして「ロック」や「ヒッピー」とともに「チョッパー」が浸透した。映画「イージー・ライダース」(1969年アメリカ公開)に登場したハーレーは、その時代のカスタムトレンドを反映したチョッパースタイルである。

1977年の『XLCR』も若者らの間で流行していた「カフェレーサー」で、1980年の『ワイドグライド』は「チョッパー」へのオマージュであった。1990年には太くたくましい『ファットボーイ』、2000年には滑らかな曲線で構成される『ソフテイル デュース』を、2010年にはそれまでの既成概念にとらわれないまったく新しいカスタム『フォーティーエイト』をリリース。いつの時代もカスタムシーンでのハーレーダビッドソンの存在は強烈であり、シーンを牽引することもあれば、若者らからのインスピレーションを吸収し、新たなファクトリーカスタムのスタイルを提案し続けてきた。

ハーレーダビッドソンとカスタムカルチャーは切っても切れない。それをメーカー自身が熟知していると思うのは、ハーレーダビッドソンが主催するオンラインカスタムコンテスト「Battle Of The Kings(バトル・オブ・ザ・キングス)」でも明らかだ。これは、ハーレーダビッドソンの正規ディーラーらが競うカスタムコンテストで、ヨーロッパを中心に20ヶ国以上で開催されている。もちろん、日本も例外ではない。

2015年のバトル・オブ・ザ・キングスは、海外からも注目されるカスタムの祭典「YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW(ヨコハマホットロッドカスタムショー)」にて勝者を発表した。ハーレーダビッドソン ジャパンは一次選考を通過した12台を10月にウェブ上で公開し、ホットロッドカスタムショーの会場に集めた。そしてSNSを通じて、一般ユーザーがもっとも多く投票した優勝車をそこで発表したのだ。

ハーレーダビッドソンのブースは、2016年も17年もホットロッドカスタムショーでもっとも大きく、メインステージの前で強い存在感を放っている。17年は新型となったソフテイルファミリーを展示し、カスタムファンの注目を集めた。

イギリスのカスタムビルダーに訊く、カスタムバイク最新作!

イギリスのカスタムビルダー、チャーリー・ストックウェルさん

ヨコハマホットロッドカスタムショー(2017年12月3日、パシフィコ横浜)の会場に、イギリスのウィナーの姿があった。バトル・オブ・ザ・キングスUKで2015年、16年度を連覇したCharlie Stockwell(チャーリー・ストックウェル)さん。ロンドンにある「WARR’S KING’S ROAD CUSTOMS」(Warr’s Harley-Davidson所属)のカスタムビルダーで、今回はご自身の最新作であるスキニーチョッパーを引き連れての初来日となった。会場で実車を見ながら、チャーリーさんにお話をうかがうことができた。

「日本にはずっと興味がありましたから、今回の初来日はとても嬉しいですね。特にホットロッドカスタムショーはレベルが高くて、以前から注目していました。そこに自分のバイクを出展することができたのですから、もう何も言うことはありませんよ」

「ベースは2017年型の『ストリートボブ(FXDB Street Bob®)』ですが、細部に至るまですべてに手を加えて、もはや原型を留めていません。ホットロッドカスタムショーで披露することを最初から考えていましたので、様々な箇所に日本の文化を採り入れています。たとえばペイントは日本のタトゥーをイメージしたもので、フレームやフェンダーの裏にまでそれを施しました」

パンヘッド型のエンジンヘッドカバー

「エンジンヘッドカバーは『パンヘッド(Pan Head)』(1948年〜65年までのエンジン)を模した形状とし、そこにもまた和のテイストで花の模様などを刻み込んでいます。スイングアームのドラゴン(龍)もまた、日本のカルチャーを強く意識した結果です」

「燃料タンクは小振りにし『Moonlight』と車名を描き、さらにヨコハマホットロッドカスタムショーを主催するムーンアイズのシンボルマーク『アイボール』をアクセントにあしらっています。アイボールはグリップエンドなどにも用いましたが、これはヨコハマホットロッドカスタムショーに対する敬意の表れです」

【次ページ:ユニーク!クラッチレバーをシフトバーへと展開】

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