Freedom Interview
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ブルスカ2017に出演するシシド・カフカ!ミュージシャン、モデル、女優。多方面で活躍する彼女が、ハーレーの印象やブルスカへの意気込みを語る

2017.04.28

5月20日(土)~21日(日)に富士スピードウェイで開催されるハーレーダビッドソン国内最大のイベント「BLUE SKY HEAVEN(ブルースカイヘブン、以下ブルスカ)2017」。このイベントは、富士スピードウェイという国内有数のサーキットを駆使したバイクイベントでありながら、Gotch & The Good New Times、Azumi、シシド・カフカ、Still Caravan、大久保初夏、Masaki、ZiNEZ、The ManRayといったミュージシャン/パフォーマーが多数集結するエンターテインメント性も併せ持つ。開催当日に向けてスタートした出演アーティストのインタビュー企画第二弾に登場してもらうのは、シシド・カフカさん。ドラムボーカルという唯一無二の音楽スタイルに加えて、女優業でも活躍するカフカさんは、その2つの要素を融合させたライブ・ツアー「Theatre Kavka『DO_S』」を完走し、その流れを汲むミニアルバム「DO_S(ドゥーエス)」を2月にリリース。そんな彼女に、ライブで意識していることや、イベント当日への意気込みを聞いた。

シシド・カフカができるエンターテインメント

――ミニアルバム「DO_S」は、ライブ・ツアー「Theatre Kavka『DO_S』」の流れを汲んだものになっていますね?このツアーでは演出家にドラマ「侠飯」の榊英雄氏、脚本に根本ノンジ氏を迎え、一人芝居にも挑戦していましたが、これはどんなアイディアで始まったものだったのでしょう?

私は音楽以外のこともやらせていただいていることもあって、最初は「シシド・カフカができるエンターテインメントって何だろう?」と考えたことが始まりでした。だとするなら、芝居も入れてライブを行なえば、それを総合したものになるのかな、と思ったんですよ。ライブがひとつのショウとして成り立つものができたら面白いかもね、と。

――このタイトルは、いわゆる「ドS」とかかっているそうですね。

そうですね。私はファンの方に「ドS」っぽいイメージを期待されることも多いので。ただ、「ドS」とそのまま言うのも芸がないと思って、「DO_S」というタイトルにしました。「一人芝居をやるよ」ということも言わずにいつも通りツアーを始めたんですけど、始めてみると意外と好評だったんですよ。最初はポカーンとしていましたけど、慣れてくると皆さん楽しみ上手なので(笑)。私が実際にSキャラかというと、それはまた別の話なんですけどね。

――ああ、Sキャラを「演じてみる」ということですか?

そうです。「それで音楽制作もしてみたら、どうなるだろう?」というのが、2月のミニアルバム「DO_S(ドゥーエス)」だったんですよ。

――そのテーマで作品も作ろうと思ったのは、ツアーに手応えを感じたからですか?

というよりも、振り切ってしまえば分かりやすいと思ったんです。例えば、私はいつもみんなを応援する気持ちで歌詞を書いていても、「人それぞれの人生があるし、『これが正解だ』と一言では言えない」という、普段の私がどうしても滲み出てしまう。そうではなくて、もっと強い言葉で背中を叩けるような音楽を書くために、コンセプトを設けて振り切ってしまう形にした方がやりやすいはず、と思ったんですよ。

――ああ、なるほど。実際、ミニアルバム「DO_S(ドゥーエス)」には誰かの背中を力強く押すような、誰かを応援するような楽曲が多数収録されていますね。

私のファンの方々は、「ドラムスティックで叩かれたい」じゃないですけど、最初はそういう(Sっぽい)部分に惹かれてライブに来てくれるようなので(笑)。それに、どんな音楽を作って、ライブをするにしても「人の背中を押したり、勇気をもらってもらえるような音楽を作りたい」といつも考えているので、そういう風に音楽を活用してくれたら、私もすごく嬉しいんですよ。そこでまずは「応援歌」を作ろう、と思いました。

――ミニアルバムの全編は「カフカさんがバーで年下の男の子の相談を聞いていく」という流れになっているので、曲順や作品の構成など、色々と考えたことがあったんじゃないかと思います。

そうですね。ライブ・ツアー「Theatre Kavka『DO_S』」もそれと同じ構成になっていて、今回の作品でも全体の流れを考えていきました。「シシド・カフカと夜から飲み始めて、朝まで飲んだら面白いね」という感じですね。私の場合、先に曲が上がってきてそこに歌詞をつけていくので、まずは上がってきた曲を聴いて、「この順番かな」と当てはめたり、「(飲みながら相談を聞いていると)この辺りで、相手のことを構わずに自分の話をし始めますね」と考えたりしていきました。相談を聞いていると、「私もこういうことあってさぁ」と自分のことを話す瞬間があると思うので。最後は最後で、ゆったりと背中を押してあげるような曲にしました。上がってきた曲と表現したかったテーマが、奇跡的に上手く合ったんですよ。

――それで作品全体にいい流れが生まれたのですね。

6曲全部聴いて、私と酒を酌み交わして叱咤激励を受けるような雰囲気を楽しんでもらえると嬉しいです。ただ、私は普段は、全然そういうタイプではないんですよ。悩みを相談されたら、一緒に悩んじゃうタイプです(笑)。今回、6曲中3曲は私の名付け親である(コピーライター/クリエイティブディレクターの)渡辺潤平さんが歌詞を書いてくれたので、彼の力もあって振り切れたものになったと思います。彼が書いてくる言葉に対して、「ああ、応援歌ってそういうことですよね」と刺激を受けて自分の歌詞を書いたりだとか、そういういい作用が生まれました。

――そのやりとりの中で印象に残っている曲はありますか?

今回、最初に書いたのが1曲目の「タチアガレ」なんですけど、ここには潤平さんと話していた内容がそのまま反映されている箇所もあるんですよ。「最近の若者は返事がないよね」という話をしていたものが、そのまま「返事がない!」という歌詞になっていたり。

――ああ、なるほど(笑)。

あの曲は私たちが思っていることが歌詞になっていますね(笑)。「こういう場合はさ」「でもこういう場合は」と、色々と膨らませていったものが形になっているんですよ。

音楽と女優、表現の違いとは

――最初に話していただきましたが、シシド・カフカさんはドラムボーカルでの音楽表現ができて、さらに演技もできます。今回の「DO_S」では、そうしたシシド・カフカさんが持つ様々な表現がぎゅっとひとつになったイメージですね。何か新しい可能性に気づく機会にもなったんじゃないですか?

コンセプトのある作品を作れたということは、大きかったかもしれないですね。普段歌詞を書いていても、「ここがこうだから……」と考え過ぎて、飽和状態になってしまうことがあるんですよ。でも今回は、「違う、これは応援歌だから」と思い直したりもして(笑)。それはやっぱり、コンセプトがしっかり軸にあったからだと思います。それに、全体を見て、「このワードは次の曲で使うから、ここでは別の言葉を使っていかに掘り下げられるかを考えてみよう」ということも考えていたと思いますね。

――女優業を経験したことで、音楽活動に反映されたものというと?

ああ、それで言うと、もともと私は音楽をきっちりかっちり作るタイプだったんですよ。

――特にカフカさんの場合、ドラムを叩きながら歌う必要があるので、色々な準備が必要だと思います。

そうですね。でも、そういうことではないものを、演技の世界では求められているような気がするんです。自分の中では「ここをこうして……」とすべてプランを立てていきますけど、音楽で言うところのセッションのように、核となる部分だけはしっかり持ちつつももっと柔らかい気持ちで臨まなければいけないんだな、ということを改めて気づかせてくれたような気がしますね。

――最近も「視覚探偵 日暮旅人」に増子すみれ役で出演していました。これはどんな風に役作りを進めていったのでしょう?

この場合は、私はストーリーの色付け役というか、それを少しかき回す役だったので、ちょっとオーバーに演じることを意識して臨みました。それを……監督がさらに肉付けして盛り立ててくれた、という感じですね。あそこまでやっちゃっていいんですか?と(笑)。

シシド・カフカ、ブルスカ2017に登場!

――(笑)。今回シシド・カフカさんはブルスカ2017への出演が決定しています。
ハーレーダビッドソンにはどんなイメージを持っていましたか?

「自分がバイクに乗るなら、ハーレーがいいな」というイメージですね。女友達が乗っていたことがあるんですよ。華奢な女性が乗っても似合うのを見て、「やっぱりカッコいい」と思って。昔から、カッコいいバイクだな、と思うといつもハーレーだったので、きっと好きなんだと思いますね。私は免許を持ってはいないですけど、乗れるなら、アメリカのまっすぐな道路を走ってみたいです。

――今回は実車を持ってきたので、間近で観た感想を教えていただけますか?

(ハーレーを見て)おおー、やっぱりカッコいいですね!

――乗るなら、どんな色のハーレーがいいですか?

私は乗るなら、車体が黒のバイクがいいです。王道は黒だと思いますし、私自身もともと好きな色なんですよ。

――カフカさんは黒が好きなイメージがありますね。

黒は昔からずっと着ているんですけど、最初は自分を隠すための色だったんですよ。本当に自分に自信がなくて。教室で黒板の前に立って何かを発表するのも震えてきちゃう感じで。でも、ずっと着ていると、自分らしくいられるのが黒になってきて。それで今では、勝負事のときには黒を着るようになりました。黒ってどんな色と混ざっても必ず濁って、いい意味で絶対に跡を残しますよね。自分が音楽と交わったときにも、同じように存在感を残したいと思っているんです。

――ああ、なるほど。ところでブルスカでのカフカさんのライブは、どんなものになりそうですか?

汗臭いロックの方がいいのかな、という気がするので、「私の曲の中でもそういう曲をチョイスして走り抜けてみようかな」とちょっと思っていますけど、でも、自分の曲にはダンサブルなものもあるので、それをいい具合に混ぜつつ汗臭いロックをやりたい、と思います。ハーレー乗りが集まる場所で響かせるなら、やっぱりロックですよね!盛り上げるつもりで向かいます。

――様々な人々やアーティストが集まるイベント/フェスの魅力というと、どんなものを感じますか?

やっぱり、普段出会えない人に出会えるというのが魅力ですよね。それが私自身も楽しいし、今回は野外になると思うので、私も弾けそうな気がします(笑)。(音楽で)お客さんとキャッチボールをしていきたいですね。私のことを知らない人が私の音楽にノッてくれたりすると、「ああ、こうやって広がっていくんだな」と刺激的に感じるんですよ。自分のライブではいつも来てくれる人たちもいるので、そこからさらに踏み込んだコミュニケーションをしていきますけど、フェスでは自分の魅力の一番いいところを凝縮して「どうですか?!」と知ってもらうようなイメージですね。そういう意味ではセットリストの作り方も変えますし、できるだけ前に出てみたりした方がいいのかな?と思ったりもします。普通フェスだと、みなさんステージを両端まで広く使って盛り上げたりしますけど、私の場合は「ずっとドラムセットに座っていて、あそこから動かないのかな?」と思われるかもしれないので。

――ドラムを叩きながら歌うという、誰でもできるわけではないスタイルで活動しているからこそ、逆に大変なこともあるということですね。最後に、カフカさんがライブで、最も喜びを感じるのはどんなときかを教えてください。

やっぱりそれは、お客さんから反応が返ってきたときだと思います。「ちゃんと観てくれている」「聴いてくれている」と感じたとき。特にフェスって流し見をしたり、腕を組んで観たりしてもいいわけじゃないですか?だから、その中でも一体になれたり、返事が返ってきたときというのは、本当に嬉しくてたまらないですね。デビューしたての頃、新潟で「JIN ROCK FESTIVAL」(FM PORTのDJ・島村 仁主催のロックフェス)に出たときに、みんな絶対に私のことを知らないはずで、演奏もガタガタだったはずなのに、みんな真剣に演奏を聴いてくれて、包んでくれるということを経験したんです。「ああ、ライブってこういうことなんだ」と、そのときに思いました。ライブとはどういうものかということを、私の曲を1曲も知らない人たちから教えてもらうことになったんですよ(笑)。

車両:CVO™ プロストリート ブレイクアウト(FXSE CVO™ Pro Street Breakout® )

Text:杉山 仁
Photos:横山マサト

シシド・カフカ

ドラムを叩きながら歌うスタイルで2012年にCDデビュー。各フェスへの出演や、映画、TVドラマ、バラエティ、TVCMへの出演など、ミュージシャンとしてだけでなく、女優、モデルとしての活動も積極的に行うなど多方面で活躍中。メキシコ出身
http://www.shishido-kavka.com/

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