Freedom Interview
ARTICLE

ブルースカイヘブンに出演が決定したStill Caravan!彼らの音楽性とブルスカへの意気込みを大いに語る

2017.04.21

5月20日(土)~21日(日)に富士スピードウェイで開催されるハーレーダビッドソンが手がける国内最大級のイベント「BLUE SKY HEAVEN(ブルースカイヘブン、以下ブルスカ)」。ブルスカは全国のハーレーチャプターが集結して隊列を組んで走行する「チャプターパレード」や、展示や試乗を通じてハーレーの最新モデルを体感できるなどバイクイベントとして知られているが、今年はGotch & The Good New Times、Azumi、シシド・カフカ、Still Caravan、大久保初夏、Masaki、ZiNEZ、The ManRayといったミュージシャンやパフォーマーが多数集結し、ハーレーオーナーはもちろんのこと、一般の方でも広く楽しめる内容となっている。
FREEDOM MAGAZINEでは、開催に向けて出演アーティストへのインタビュー企画をスタート。第一弾は、芯のあるメロディをコアとした生演奏のクロスオーバー・サウンドを奏でる5人組バンド、Still Caravanだ。彼らはコンピレーション・シリーズ「IN YA MELLOW TONE」等で知られるジャジー・ヒップホップの中心的なレーベルGOON TRAX所属。今年1月に最新作「EPIC」をリリースしての出演となる。まずはギター&ボーカルを担当するTsurumiさんに、彼らの音楽や当日への意気込みをインタビュー。終了後にはベース&エンジニアのKojimaさんも加え、今年3月に始まった日本初のハーレー公式オンラインショップ「HARLEY-DAVIDSON OFFICIAL ONLINE SHOP」でコーディネートを選んでもらった。

Still Caravanの音楽、その源流とは

――Still Caravanは生演奏ならではのジャズ/ヒップホップの要素を中心に、クラブ・ミュージック、R&Bなど様々な音楽をブレンドしています。メンバーのみなさんは、それぞれどんな音楽が好きなのでしょう?

Tsurumi:色んな音楽をミックスした感じや、ジャジー・ヒップホップ的な要素はリーダーのHiGASHiが一番好きですね。バンド自体も彼が始めたので、根幹となる部分はHiGASHiが担っていると思います。僕はというと、ニール・ヤングのようなロックの古典が好きです。ただ、HiGASHiと学生時代から仲が良かったので、ジャジー・ヒップホップのような音楽も聴いていました。彼の家に遊びに行って、聴かせてもらったりもしていましたね。それに、ジャジー・ヒップホップを土台にすると、色々コラボレーションしやすかったんですよ。

――それを土台にして色んな音楽の要素を混ぜられる、ということですね。

そうですね。例えばロックのフレーズをサンプリングしたりすることもあって、すごくやりやすかったのを覚えています。他のメンバーも趣味は色々で、エンジニアとベースを担当しているKojimaは、プログレも好きですからね。そういうメンバーの色々な個性をHiGASHiが取りまとめる、というのが僕らの音楽性なんだと思います。

――Tsurumiさんが、最初にStill Caravanの音楽に魅力を感じた瞬間というと?

HiGASHiと出会って2回目ぐらいのときに、家に遊びに行ったんですよ。当時、僕が大学で(ギターを)演奏していたところを彼が観て、「ヤバい奴がいる」と声をかけてくれて。それで「変な奴がいるな」と僕の方でも印象に残っていました。その当時、HiGASHiはレコーディング・スタジオ付きの家に4人位で住んでいたんですよ。僕はその中のドラムを叩いていた人に誘われて遊びに行ったらHiGASHiがいて、ギターを弾いたら、「これめちゃくちゃいいね。レコーディングしよう」という話になって(笑)。その日から1日経つか経たないかで、HiGASHiが自分のギターにビートを乗せた、ほぼ骨格ができた音源を送ってくれました。そのときに「こんなことができるんだ」と思ったのを覚えています。もともとKojimaはHiGASHiの同級生で、Nakahara(Key)も僕とは別にHiGASHiと繋がるんですけど、自分にとってはそれが最初でした。それから少し会わない期間があって、しばらくしてまた行ってみると、楽器が上手い人が勢揃いしていたという感じです(笑)。僕が本格的に参加したのは館山のジャズ・フェスで演奏した時で、そのとき、「生演奏でこんな音楽ができるんだ」という面白さを感じました。それまでは、自分は生演奏でコラボレーションするというよりも、トラックの上でギターを弾いているような感覚だったんですよ。でも、そこで本当に「生演奏できる」という実感を得ました。

――「生演奏をする」ということは、Still Caravanの音楽にとって大切なことなのですか?

そうですね。僕らはただトラックの上で演奏するのではなくて、生演奏でしか出せないグルーブを大切にしているので。それまでは、生楽器とトラックが馴染むように、生の感覚を少し薄めたりしなきゃいけないのかと、気にしていた部分もありました。でも、そんなこと気にせずに、思いっきり「バンドとして生演奏できる」ことが、そのときに分かったんです。

最新アルバム「EPIC」について

――そして「IN YA MELLOW TONE」で知られるジャジー・ヒップホップの中心的レーベルGOON TRAXから作品を発表することになりました。今年1月には最新作「EPIC」をリリースしていますが、これはどんな作品にしようと作り始めたものなのでしょう?

ひとつひとつ曲を作っていくうちに「あ、こんなこともできるのか」と音楽性が膨らんでいって、その膨らんでいく途中でまとめたようなイメージですね。「まだまだ細胞分裂して(進化して)いきそうだな。でも、ここで一度まとめてみよう」という感じで。だから、この曲がライブではより進化していくと思いますし、音楽的にも、次のアルバムに向かうヒントが出てきているのかな、とも思っています。

――今回は、Tsurumiさんがボーカルを担当しているのも大きな変化ですね。

これまで個人的な活動で歌ってはいたんですけど、Still Caravanでは、自分はその役を担うべきではないと思っていました。このバンドはラップが絡んでくるし、英語詞が多かったので、自分が歌う場所ではないな、と。でも、「Railroad No.9」にHiGASHiが仮歌を乗せていて「全然イメージが伝わらない」という話になって。そこで代わりに仮歌を入れることになったんです。少しフォークな雰囲気のトラックですけど、とにかくHiGASHiの仮歌がまぁヒドくて(笑)。

――なるほど、仮歌を入れるだけのつもりが、メンバーのみなさんも気に入って、Tsurumiさんがボーカルをすることになったんですか。

そうなんです。でもそのおかげで、新しい可能性が開けたかな、と思っていますね。

――そうなると、ライブでできることもかなり広がってきそうですね。

これまでのようにゲスト・ボーカリストを迎えるだけでなくて、バンドの中にもボーカルを取る人間ができたということは、大きい変化だと思います。もちろん、今回参加してくれたゲスト・ボーカルの人たちとの作業も印象に残っていますよ。個人的に印象的だったのは、(韓国を拠点に活動するアメリカ人と南アフリカ人のヒップホップ・ユニット)パート・タイム・クックスとの「Lifelike feat. Part Time Cooks」。この曲のラップの雰囲気は、僕の中でのヒップホップの感覚に一番近いものですね。あとは、「No Turning Back Time feat. Steph Pockets」に参加した女性ラッパーのステフ・ポケッツ。HiGASHiがずっと聴いてきたアーティストと一緒にやれたことはすごく印象的でした。ステフはライミングが鋭いんですよね。

――この作品をリリースして以降のライブでは、どんな変化を感じていますか?

ライブでの濃さというものが、今回は一番あると思います。もちろん、今までライブをおざなりにしてきたわけではないですけど、僕がボーカルを取るというのもそうで、ステージ上でできることが明らかに増えているんですよ。トラックメイカーとしてスタジオで作り込んでいくことがメインだったHiGASHiも、ライブのその場でサンプラーを使って音を出す機会が増えているし、自分が歌う曲もあれば、ピアノが引っ張る曲もあって……曲によってフォーカスする部分を変えていけるようになっていて。そういう意味で、機動力が増して身が軽くなってきているというか、色んな編成が見せられるようになってきているんです。

ブルスカ2017に出演!

――今回、ブルスカ2017への出演が決定していますね。Tsurumiさんはもともと、ハーレーにどんなイメージを持っていましたか?

ハーレーというと、アメリカの広い道路を真っ直ぐに走っているようなイメージがあります。力強いイメージで、そんな風景が目に浮かんでくる。今回『ローライダー(FXDL Low Rider®)』と、『ストリートロッド(XG750A Street Rod®)』の2台を用意していただきましたが、僕はストリートロッドのスマートな感じが好きですね。普段バイクに乗るわけではないですけど、もし乗るならば、テキサスのようなところで砂埃をものともせずに走ってみたい。ブルスカの会場にはハーレーを好きな人たちが集まっていると思いますし、すでに色々な想像をしています。ライブではメインの要素はしっかりと持ちつつも、当日の会場の雰囲気を見て色々と変化を加えていこうと思っています。ちなみに、鍵盤のNakaharaくんはモータースポーツが好きなので、富士スピードウェイで演奏できるというのはかなり(テンションが)アガると思います。いつもより多く鍵盤を弾いちゃうかもしれない(笑)。

――(笑)。色んなタイプのアーティストが集まるフェスでは、意識も変わってきますか?

自然とオープンな感じになりますよね。自分たちで企画したワンマンだと、ある意味閉じた空間で演奏を積み上げていくわけですけど、イベントは開かれた場所ですから、演奏のノリも変わります。ステージ上から色々な人を見渡して演奏を変えたり、でもそっちに寄せすぎると普段と変わってしまうので、揺り戻したり。そのバランスのせめぎあいだと思います。

――まさにジャズのインプロビゼーション(即興演奏)のようですね。

(笑)。お客さんとのインプロビゼーションというのも重要です。

――当日ライブを観てくれる方々には、どんなことを楽しみにしてほしいですか?

僕らが作り上げて、今まさに膨らんできている音の絡み合いや、僕らの今を切り取ったセットを期待してもらえると嬉しいです。そして、とにかくグルーブを感じて、音に合わせて踊ってもらえると嬉しいですね。

ブルスカ会場へ着て行きたいコーディネートは?

Still Caravanのライブはもちろんのこと、イベント当日は全国のハーレー乗りが集まる場ならではのファッションを楽しみにしている人も多いのではないだろうか。そこでここからは、ベース&エンジニアのKojimaさんにも参加してもらい、ハーレー公式オンラインショップ「HARLEY-DAVIDSON OFFICIAL ONLINE SHOP」を使って「ブルスカ当日に着たいコーディネート」と「私服に合わせたいコーディネート」を選んでもらった。果たして、彼らが選んだアイテムとは?

テーマ1:いざ、ブルスカ会場へ!温度調節を考えたファッション

Tsurumiさんのコーディネート

Tsurumiさん着用:ロングウェイ3-in-1ジャケット ¥39,400 / ジェニュイン・クラシックス#1プレイドシャツ ¥11,900 / トレードマークロゴVネックTシャツ ¥4,510 (全て税込)

バックの刺繍グラフィックも特徴的でTsurumiさんのお気に入りポイント。着脱可能な裏地の付いたフーディーベストも装備されているので夜の冷え込みにも対応。

Kojimaさんのコーディネート

Kojimaさん着用:クロフォード・カーゴジャケット ¥29,800 / スカル・シールド・プレイドシャツ ¥12,800 (全て税込)

テーマ2:ハーレーアパレルを私服に取り入れよう!

Tsurumiさんのコーディネート

Tsurumiさん着用:フレーム・ウーブンシャツ ¥11,900 / トレードマークロゴVネックTシャツ ¥4,510 (全て税込)

Kojimaさんのコーディネート

Kojimaさん着用:ジェニュイン・クラシックス・ロングスリーブTシャツ ¥9,010(税込)

Kojima:自分はバイクは乗らないのですが、タイトすぎないフィット感が、バイカーには使い勝手が良いのだと感じました。素材感も、バイク=ハードなイメージがあったのですがとてもやわらかく、普段使いでも全然いけますね。

Tsurumi:着心地がすごくいいと思います。同時に、いい感じの重量感があって、バイクに乗ったときの機能性もありそうです。意外にシルエットが少しタイトなアイテムもあるのが嬉しいですね。

バイクや音楽、エンターテインメントなど、様々な楽しみが詰まったブルスカ2017。当日までに、あなたもハーレー公式オンラインショップで自分なりのコーディネートをイメージしてみるのもいいかもしれない。

Text:杉山 仁
Photos:横山マサト

Still Caravan

「生音」と「サンプリング」を掛け合わせた有機的サウンド探求し続ける、「静かなる旅団」=Still Caravan。Jazzをベースに、Soul、Hip Hop、R&B、ハウスまでを昇華したクロスオーバー・サウンドで人気を博し、洋邦問わず幅広い層からの支持を獲得した。2017年1月には、2ndアルバム「EPIC」をリリース。
http://www.stillcaravan.com/

PHOTO GALLERY

HARLEY-DAVIDSON JAPAN

FOLLOW US!!
PREV

POPULAR RANKING

01
02
03
04
05
06
07
08
09
NEXT

NEW ARRIVALS